taigaのV・ファーレン記

V・ファーレン長崎を中心にサッカー戦術について書くブログです。

vvaren2020シーズンプレビュー⑥~十人十色なサイドアタッカー(MF②編)~

こんにちは! taiga(@vvn_Taiga14)です。

 

だいぶお久しぶりになってしまいました。ほんとはシーズン始まるまでに完成させるつもりでしたが、あの頃の精神状態では難しかったです…笑

 

筆者自身の身の回りは大きな環境の変化があり、大学を卒業し、長崎を基盤とする会社に就職しました(島に帰ったわけではないのでJターンってやつですね)。

長崎のどこに配属されるのか楽しみにしていたのですが、配属先はまさかの伊万里

 

佐賀じゃん

 

同期も結構な割合で県外配属になった人も多いのですが、そいつを引き当ててしまいました笑

とはいえ、伊万里は山を一つ越えると佐世保。実家にも比較的帰りやすい場所ですので、まあ一安心ではあります。

 

 

さて、シーズンは始まったものの、この新型コロナウイルスの影響がすさまじく、試合が全然なくなってしまっているわけであります(6月末から再開が決まりましたね

 

僕の場合、なぜかランニングにはまりました笑 大学時代何度も挫折したランニングを習慣化できているのです笑(これはnoteのほうに書いていきたいと思います)

 

 

さて、ここからはシーズン再開するまでに残していたシーズンプレビューを完成させてしまいます。色んな勉強もしたり、走ったりとプライベートの時間の使い方を考えさせられていますが、ブログを書いて皆様に発信するという作業も定期的におこなっていければと思います(これ言ってるのもうn回目

 

 

前回までのシーズンプレビューはこちらから↓↓↓

 

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前回まででボランチの紹介まで終えていました。

今回は、サイドアタッカーの選手たちについてフォーカスしていきたいと思います。

 

※前回までシーズンプレビューは4-4-2を想定して分けていたのですが、チームは開幕戦で3-4-2-1を使用しました。しかし、このプレビューはあくまで4-4-2を使用したときのポジション分類で書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

 

 

サイドアタッカーはワイドハーフなどと言った呼ばれ方もします。このポジションの選手たちには、以下の要素が求められます。

 

 

 

①守備能力

前目のポジションになるのですが、現代サッカーでは前線の位置でも守備力が非常に求められます。

攻撃の意識が高いのはもちろん大事ですし、サイドから攻撃しないと単調になってしまうので、彼らは必要です。

 

しかし、攻撃が重要だからといって攻撃に力を入れすぎて、前線に残ってしまうという状況が生まれると、サイドが手薄になり、相手に数的有利を作られてそこから攻められてしまいます。

ゆえに、このポジションでは守備も怠らずに上下動を繰り返せる選手が求められます(交代で良くこの位置の選手が代わることが多いのはこういった理由です)。

 

近年はサッカーにおける守備の重要性は高まってきていますが、このポジションも例外ではありません。

 

 

 

②攻撃的センス

 もちろん攻撃的なポジションになってくるので、センスの高さを求められます。

 

例えば、縦突破から高精度のクロスを中に供給する。フォワードへの決定的なスルーパスを提供する。ミドルシュートで自ら得点を決めるなど。いろいろな攻撃的技術を求められるようになってくるのです。

 

ここは各々の得意な武器を活かしていかにチーム戦術にフィットするかが問われています、自分の良さをチームに好影響を与えることができるか。これが大事な要素になってきます。

 

以上のようなプレーを彼らには求めます。サイドの選手たちにも多種多様なタイプが多いので、彼らのプレーに注目してみましょう。

さて、6人の選手にフォーカスしてみくことにしましょう。

 

 

 

【MF(サイドアタッカー)】

背番号/名前

7/吉岡雅和

10/ルアン

14/名倉巧

18/氣田亮真

19/澤田崇

20/大竹洋平

 

 

 

※ここから使用する画像は個別引用元が無い限り全てV・ファーレン長崎公式から引用 

※以下選手名の下は

「生年月日」「身長・体重」「在籍年数」「19シーズン出場記録(リーグのみ)」

 

 

 

 

 

7. 吉岡雅和

1995年3月9日 163cm/59kg 4年目

30試合出場(1343分) 4G1A

 

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開幕戦はシャドーの一角でフル出場

吉岡選手は今年で四年目を迎える地元南島原市出身の選手です。

吉岡選手は昨シーズン主軸の選手になっていた選手のひとりです。途中出場から攻撃の流れを変えたり、スタメンで活躍したり、カップ戦では試合を決定づけるゴールを決めたりしました。

 

 

vvn.hatenablog.jp

 

吉岡選手の最大の武器は豊富な運動量と突出した技術力です。

小柄な体格ですが、その体格を活かし、ピッチを縦横無尽に走り回ります。守備時でもしっかり身体をよせてボールを奪ったりすることができます。

また、足下の技術力やシュートの精度は高く、調子が良いときには相手を交わして豪快なシュートを放つことが出来ます。彼のような選手は、スタメンで起用しても途中出場でも重宝されるようなタイプです。

 

メンタル面で好不調の波が激しいという弱点がありますが、徐々にその点も改善されてきていると思います。チーム内でもトップクラスの技術力を持っている選手であり、地元出身ということで期待している人も多い選手です。

 

今シーズンは7番を着用し、チームのエースとしての活躍が期待されます。スタメンで出てくる可能性が高いので楽しみにしたいですね。

(昨年の天皇杯で魅せたようなプレーをもっとみてみたい)

 


【公式】ゴール動画:吉岡 雅和(長崎)79分 V・ファーレン長崎vs北海道コンサドーレ札幌 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第4節 2019/4/24

これとか結構難しい。

 


20191110vs山形 吉岡雅和のゴール

 

 


【公式】ゴール動画:吉岡 雅和(長崎)71分 ジェフユナイテッド千葉vsV・ファーレン長崎 明治安田生命J2リーグ 第16節 2019/6/2

 

長い距離から落ち着いてGKを交わすシュート。

 

 

けどやっぱこのアウトサイドのスルーパス


米田隼也のゴール |第99回天皇杯準決勝|鹿島 3-2 長崎|Kashima Antlers|

 

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技術の高さをみせつけるか

 

 

 

 

 

10. ルアン

1990年8月11日 170cm/69kg 新加入(完全移籍)

Jリーグ出場無し 

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超大物。長崎史上最高クラスの選手降臨

                                出典:超ワールドサッカー

 

ルアン・マドソン・ゲデオン・デ・パイバ

ルアン。

 

数年前、長崎にこのような選手が来ると誰が予想したであろうか。

それくらい彼のレベルは凄い。まわりも驚いたが何より当事者である我々長崎サポが一番驚いたに違いない。

 

それは、突然だった。大物選手が日本にやってくるかもしれない。というニュースだった。

そして、突然一斉に長崎!!!!!

 

という報道が夜中にでた。

 

そしてそのまま・・・

 

www.v-varen.com

 

マジできた。

 

 

じゃあ、ルアンってどれくらいすごいのか。

ルアンがいた前所属はアトレチコ ミネイロ

 

このチーム。南米王者になったりしてクラブワールドカップに出てたりするくらい名門チームなのだ。かつてはあのロナウジーニョも在籍していたことがあるのだ。。。

(海外サッカー好きな人なら分かるかもですが、オダメンティも所属していたことあり。)

 

そんな名門チームで長年スター選手として試合に出場し活躍してきたのがルアンなのである。その記録はなんと公式戦通算305試合45ゴール

 

そんな彼が長崎に来たのだ。そりゃ驚くというか感動以上のものを感じました。

 

ルアンの凄いところはそのアイディア性とドリブル能力である。サイドをえぐってえぐって決定機を作り出すことの出来る選手。

南米由来の遊び心も兼ね備えた選手で、もちろんシュートやパスの他の技術も超一流の選手です。

 

また、インスタグラマー(?)としても有名(圧倒的なフォロワー数)なルアン。彼と彼の家族が日本の生活を満喫してくれている様子を見られて少し嬉しいです。

 

日本のサッカーにいまいちフィットしきれず開幕戦は欠場になりましたが、果たしてどんなプレーを我々に見せてくれるのか期待です。

 


LUAN - Meia / Atacante // ATLETICO-MG 2019


Luan Madson - 2018 ● Gols, Passes, Dribles & Desarmes


CONHEÇA O atacante Luan do Atlético-MG | Gols 2015 a 2018

 

小柄だけどまさに万能型といえる選手です。

 

ってか右足のシュートがごつすぎます。。。

 

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当然ながらエース候補

 

 

 

 

14. 名倉巧

1998年6月3日 168cm/61kg 3年目

出場無し

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今シーズンこそ輝けるか

 

2018年。クラブがJ1へ昇格した際に、ルヴァンの規定(スタートに21歳以下の選手を最低1人入れなければならない)もあり、長崎に若い選手(ルーキーは軒並み大卒だった)がいなかったため琉球から加入を果たした名倉選手。

 

その圧倒的なイケメン度の高さとかわいさはたちまち多くのファンを増やしました。

 

サッカーに関してはペナルティエリア内で輝きを放てる選手で、ペナ内で見せるクオリティの高さは随一です。さすが國學院久我山出身(テクニシャンが多い)。

小柄な体型を活かして相手と相手のギャップをつくことが出来る選手です。

特に後ろ向きでボールを貰ったときから前へ向くときがすごく上手な選手です。

 

名倉選手はあとはフィジカルがついてくれば間違いなくスタメンで活躍してくれるタイプの選手だと思っています。個人的にはもっとリーグ戦で見てみたい選手です。

今シーズンの過密日程で出番は確実にあると思いますのでチャンスをものにしてほしいです。

 

個人的にはすごくすごく期待している選手のひとりでもあるので、頑張ってほしいです。

 

 


【公式】ゴール動画:名倉 巧(長崎 )44分 ヴィッセル神戸vsV・ファーレン長崎 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第1節 2018/3/7

 

間違いなくスーパーゴラッソ

ダイレクトでボレーシュート打つのも難しいのに完璧に捉えて枠内にとばせるその技術も凄いです。

 


【公式】ゴール動画:名倉 巧(琉球)74分 FC琉球vsブラウブリッツ秋田 明治安田生命J3リーグ 第6節 2017/4/30

 

これは琉球時代(つまりルーキー時代)のゴール。

 

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女性人気が高いのも分かる



 

 

 

18. 氣田亮真

1997年8月12日 172cm/62kg

ルーキー(大卒)

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開幕戦も出場

 

すでにファンの中でも人気が高まっている期待のルーキーのひとり氣田選手です。

氣田選手は専修大学で10番を背負い、活躍してきた選手です。

そんな氣田選手のプレーなんですが、僕自身の目線から見ると、ボールの持ち方が他の選手と少し違います。こう、なんといえばいいのか。要所要所で無理に勝負に走るわけでもなく、だからといってすぐにパスを出すってわけでもなく、ここぞという場面で有効的なドリブルが出来る選手だと思います。

 

トレマでは一番点をとっている訳なんですが、彼が点をとっているのも納得です。間違いなく今後化ける選手だと思うので、長崎が獲得できたのはよいことです(同年代なのでなおさら推します笑)

 

試合に出場しているときはドリブルという面でおおいに注目してみると良いと思います。ゴールを狙う積極性も魅力です。

 


前半★2017.5.27 東京国際大学2-0専修大学【第91回関東大学サッカー1部】


後半★2017.5.27 東京国際大学2-0専修大学【第91回関東大学サッカー1部】

 

まあ、個人のプレーにフォーカスしてるのが少なかったので、今後に期待です

(練習動画には何個かいいのがあった記憶)

 

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大ブレイク候補

 

 

 

 

 

 

19. 澤田崇

1991年5月26日 170cm/63kg 4年目

35試合出場(2772分) 3G3A

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頼れる中堅

 

澤田選手ももう在籍4年目。高木前監督がどうしても獲得したくて2017年に獲得に成功した選手です。高木サッカーではシャドーの一角やトップ下の位置で大活躍。

手倉森サッカーでは主に左のワイドでコンスタントに出場を重ねました。

 

澤田選手の魅力って生粋のサッカー少年みたいな感じのプレーで男性陣の心をくすぐるものがあると思います(という個人解釈)

 

何よりも彼の魅力って試合終盤まで走りきるそのスタミナです。最後の最後までトップスピードで走りきることの出来る選手はみていて頼もしいですよね。そのスタミナをいかした縦突破からのアシストは最高です。

(個人的には2017年終わりにみせていた浮き球ファーサイドクロスをもっとみたいです)

 

プライベートに関しては本当に謎に包まれており、Instagramの開設が待ち望まれている選手です笑

Vプリのメンバーとして踊り始めたときはまさかの登場すぎて笑いが止まりませんでした(似合ってましたよね)

 

今シーズンもチームの中心選手としての活躍が望まれます。ゴールをもっともっとゲットしてほしい選手です。

今シーズンは3バックの併用もあるのでシャドーとして自分の持ち味を充分に発揮することが出来るでしょう。

 


澤田崇 プレー集 2018 | V・ファーレン長崎 | Takashi Sawada


澤田崇 プレー集 2017 | V・ファーレン長崎 | Takashi Sawada

プレー集ですが、やっぱりいいね。

 


【公式】ゴール動画:澤田 崇(長崎)22分 ヴィッセル神戸vsV・ファーレン長崎 明治安田生命J1リーグ 第29節 2018/10/6

個人的にはこのゴール。ワンタッチで相手を交わしながらスピードあげてのシュート。

たまらん。

 

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運動量で違いをみせる

 

 

 

 

 

20. 大竹洋平

1989年5月2日 166cm/63kg 2年目

39試合出場(3093分) 4G7A

 

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ファンタジスタ

 

当ブログの中の人が昨シーズンから推している選手。大竹選手です。

大竹選手の魅力を書いていきたいのですが、長々と書くと、すでにここまで読んでくださる皆さんが怒りそうなのでここではほどほどに・・・(すでに5000字超え)

 

大竹選手の魅力をいうと「ファンタジスタ

これにつきます。

生粋のプレーメーカー。ドリブルはテクニック(フェイントではない体重移動や足下の技術の高さ)で相手を交わし、武器の左足で正確なキーパスを出したり、弾丸ミドルシュートを打ち込める。

 

ほんと凄いなと思います。というか僕もあんな選手になりたかった(高望み)

 

たまにボールを持ちすぎてしまっているときもあるのですが、それでもプレーを見ていて楽しい選手です。昨シーズンはセットプレーからのゴールやアシストも決めているので、今シーズンも活躍を期待したい選手ですね。

 

とりあえずドリブルのフェイント(相手のかわしかた)を見てほしいです!!!

 


20191005vs町田 大竹洋平のゴール

このゴールは何度見ても好きです。

 

 


【公式】ゴール動画:大竹 洋平(長崎)45+5分 V・ファーレン長崎vsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第13節 2019/5/11

これもいい。

 


大竹洋平 プレー集 2019 9~30節 | V・ファーレン長崎 | Yohei Otake

これm(ry

 

 


#1【自己紹介】YOTAKE HOUSE始めます!


#5【ジブリ大好き会 前編】自称ジブリ大好きJリーガーによるジブリトーク。ジブリファンなら共感間違いなし!

 

最近はyoutuberになりつつあります(ちゃんと見てます)

 

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今シーズンもアシスト量産に期待

 

 

 

 

今回はサイドの選手たちに焦点を置きました。

サイドの選手たちは今シーズン必ず出番がやってくると思うので、各々の能力を存分に発揮して貰えるようにがんばってもらいたいと思います。

 

シーズン開幕!!!楽しみです!!!

FW編は来週書ければ…来週・・・来週・・・

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた次回!!!

vvaren2020シーズンプレビュー⑤~運動量豊富なボランチ(MF①編)~

こんにちは!taiga(@vvn_Taiga14)です!

沖縄キャンプを切り上げてチームは宮崎キャンプへと移りました。

いよいよシーズンまで一ヶ月をきり、本格的にシーズンが近づいてきている印象を感じます。宮崎へ先日行きましたが、開幕が待ちきれません!!!楽しみです!!!

 

さて本日は、vvaren2020シーズンプレビューの第5回目です。

前回までの記事はこちらから。

 

vvn.hatenablog.jp

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今回は、中盤のボランチ編です。

そもそもボランチボランチっていいますが、ボランチって意味を理解している人は多くないのかもです。

 

ここで簡単にボランチについて説明していきたいと思います。

ボランチは中盤、いわゆるミッドフィルダーの真ん中に位置する配置されている選手たちのことを指します。

ボランチとは元々ポルトガル語が由来であり、「舵取り」という意味があります。

舵取りという名の通り、攻守において中心となる選手でこの選手たちが上手く機能しなければ、チームの戦術も上手くいきませんし、サッカーが成り立たないといっても過言ではない超重要ポジションです。

 

このポジションでの役割としては以下のものが求められます。

 

①相手を狙えるパス精度

攻撃時にはGKやDFから貰ったパスをサイドの選手や前線の選手に配球する役割があります。パスミスをするとすぐにピンチになってしまう場所でパス交換を行なうため、精度の高いパス(強さ、相手が捕りやすい位置を狙える、相手がトラップしやすい丁寧さ)をだすことが求められています。前線などに決定的なスルーパスを出すのも仕事です。タイミング良くパスを出すためには、常に周囲を観察していかなければならない視野の広さも大切になっていきます。

 

②マンツーマンディフェンスの守備能力の高さ。

相手FWからボールを奪い取る能力は大事です。とくに守備力の高いボランチが1枚いると守備も安定し、かつカウンターのチャンスも増えます。危機察知能力に優れたり、カバーリングの能力が求められます。サイドバックなどがオーバーラップなどで空けてしまったスペースのカバーなども積極的に行なうために常に周囲の状況(360度)を確認していかなければなりません。

 

以上の2点がすごく大事になってくるのです。さてさてそんな重要なポジションであるボランチには今シーズン5人の選手たちが挑みます。早速見ていくことにしましょう!

 

 

 

【MF(ボランチ)】

背番号/名前

8/磯村亮太

13/加藤大

17/秋野央樹

27/新里涼

40/カイオ・セザール

 

 

 

※ここから使用する画像は個別引用元が無い限り全てV・ファーレン長崎公式から引用

※以下選手名の下は

「生年月日」「身長・体重」「在籍年数」「19シーズン出場記録(リーグのみ)」

 

 

 

 

8. 磯村亮太

1991年3月16日 182cm/73kg 3年目

17試合出場(1137分) 2A

 

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磯村選手は地元である愛知県に本拠地を置く名古屋グランパスの下部組織出身。

ユース時代はGK以外のポジションを全て行なったこともあるという超ユーティリティプレーヤーなのです。そんな磯村選手は2018年の夏に加入。長崎の中盤の補強として期待されまずまずの活躍をみせてきました。

 

そんな磯村選手の特徴は攻守どこにでも顔をだし、しっかりボールを奪い取ることができます。また、パスも悪くないです。そして何よりボランチなのですが得点能力に非常に優れているタイプでしてゴール前に行き、ゴールを奪うことができるのです(まだ長崎ではあまり見ていないのですが)。

 

ミドルシュートも打てるといういわゆる万能型のボランチですね。昨シーズンは手倉森監督のサッカーに適応することに苦労し、かつコンディションも絶好調というわけではなかったのでいまいち活躍できなかったシーズンになりました(それでも2アシストと結果を残しているのはさすが)。

 

今シーズンは監督の求めるボランチとして活躍できることを願っています。

新潟でキャプテンを務めるなどキャプテンシーも兼ね備えている選手です。チームを引っ張っていくことができるでしょうか…??(できる)

磯村選手の調子が上がることでボランチの質はかなり高くなります。超期待しています。

(ちなみに元日本代表でもあるので才能は凄く高い選手ですし名古屋時代に活躍していた磯村選手はピッチを駆け回って凄かったのだ)。

 


20190602vs千葉 吉岡雅和のゴール

 

この吉岡選手が裏へ走る動きをしっかり確認して綺麗なロングフィードを出したのは磯村選手だったのだ。

今シーズンはアシストもゴールも見てみたい選手です。

 

こんなゴールとか。


【公式】ゴール動画:磯村 亮太(新潟)16分 レノファ山口FCvsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第11節 2018/4/28

 

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攻守の活躍が魅力的

 

 

 

 

13. 加藤大

1991年5月7日 175cm/72kg 新加入(期限付き)

31試合出場(2767分)*新潟・福岡合わせて 1A

 

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引用元:ゲキサカ

 

加藤大とかいて「かとうまさる」と読みます。「だい」って読まないようにね。

加藤選手は各年代別の日本代表を経験し、新潟では背番号10を背負い昨シーズンはキャプテンに就任(夏にアビスパ福岡期限付き移籍)。

 

そう。新潟でキャプテンを務めたことのあるボランチという点では磯村選手と同じなのです(なんなら2017年夏から一年間は一緒にプレーしてボランチ組んでたこともありますし)。

新潟でレギュラーだった選手がそろいました…!

 

そんな加藤選手の大きな武器といえば運動量でしょう。これは間違いないです。

加藤選手は汗かき役としてチームを支えてきました。

具体的には、J1にはトラッキングデータと呼ばれる走行距離を計測するデータ値が存在しているのですが、新潟時代の2016年にJリーグ1試合あたりの走行距離ランキングでトップ20のうちに10個ランクインしています。めっちゃ走るでしょ??めっちゃ走るんです!!

(10~12kmいかないあたりが平均的なのに14kmとか走ります。やばくないですか?)

 

ここら辺はこの記事をさんこうにするとよいと思われますのでこれをぜひ

sportiva.shueisha.co.jp

 

加藤選手は相手のカバーリングのために走りまわるまさにチームの黒子役として活躍しています。恐ろしいほどの運動量でプロの世界で生き残ってきたのです。

 

それに加えて、もともとテクニックを持ち合わせている選手なので左足からだされるパスは正確でスムーズにボールを散らすことが可能です。

そんな加藤選手はボランチだけではなく右のワイドやサイドバックでもプレーすることが可能でしてこちらもユーティリティプレーヤーとして重宝されること間違いなしです。

チームを後ろから鼓舞してくれること間違いないと思います。

 

アンカーと呼ばれるより守備的なポジションを務めるときは彼が最適任だと思います。凄く楽しみであり、長崎が昔から大事にしているハードワークを体現できる選手だと思います。

個人的には磯村選手とボランチでコンビを組んで覚醒してほしいです。

 

去年のアシストシーンとゴールシーンをどうぞ。


【公式】ゴール動画:渡邊 凌磨(新潟)45分 アルビレックス新潟vsレノファ山口FC 明治安田生命J2リーグ 第12節 2019/5/4

パスのふわりがえぐい

 


【公式】ゴール動画:加藤 大(新潟)23分 アルビレックス新潟vs東京ヴェルディ 明治安田生命J2リーグ 第18節 2018/6/10


加藤大 プレー集 2018 | アルビレックス新潟 | Masaru Kato

 

プレー集もあったので載せておきますね。

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とにかく走る

引用元:ゲキサカ

 

 

 

 

17. 秋野央樹

1994年10月8日 176cm/70kg 2年目(レンタルから完全移籍へ)

21試合出場(1779分)*湘南長崎の合計 3A

 

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秋野選手は昨シーズン湘南ベルマーレから期限付き移籍で加入し、その安定感のあるプレーで長崎の後半戦を支えてきました。特にその左足からくり出される長短のパスは

数々のラストパスを演出してきました。

 

そんな秋野選手。今シーズンは長崎に完全移籍での加入。

強化部よ。よくやってくれた!!!素晴らしい・・・!!

 

秋野選手のプレースタイルは元々はパスセンスをいかしたゲームバランスコントロールをするレジスタタイプに、湘南時代に身につけた運動量と球際でのファイト(粘り強さ)が備わった選手です。正直J1のチームから獲得オファーがきていたというメディア情報もあったりするので長崎に残留するのはきびしいと思っていましたが…。

 

手倉森監督がU-23代表監督をしていた頃に招集されたこともあり、手倉森監督の評価は非常に高いといえます。

今シーズンの長崎のボランチの一角を占めると思います。

 

秋野選手がセンターバックの位置までさがってくるダウンスリーと呼ばれる戦術を昨シーズンから長崎は試そうとしていたので今シーズンも試してくると思われます。

(ダウンスリーはまた今度)

 

守備力が少し弱い印象を感じますが、試合経験を積むことによって守備力も上がってくると思います。今シーズンすごく期待している選手です。セットプレーからゴールに絡んでほしいですし、決定的なスルーパスを出してくれることを期待しています。

 

秋野選手のアシストをどうぞ


【公式】ゴール動画:呉屋 大翔(長崎)31分 レノファ山口FCvsV・ファーレン長崎 明治安田生命J2リーグ 第29節 2019/8/24

 


【公式】ゴール動画:呉屋 大翔(長崎)69分 V・ファーレン長崎vsアビスパ福岡 明治安田生命J2リーグ 第31節 2019/9/7

 

出すそぶりを見せずに突然縦パスを突き刺すそのパス精度は素晴らしいです。

今シーズンは間違いなく主軸になる選手です!!!

 

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主軸の1人

 

 

 

 

27. 新里涼

1995年9月3日 180cm/69kg 3年目

19試合出場(1620分) 1A

 

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新里選手は昨シーズン序盤にかけてレギュラーの座をとり、活躍していました。

ここにだしてくるのかという創造性が高いパスセンスはチーム随一で、攻撃のスイッチ役としての活躍していました。

 

しかし、夏にカイオ選手、秋野選手の2人が加入したことにより、守備に難ありだった新里選手はメンバー外になってしまいます。

それでもカップ戦を中心に活躍し、カップ戦ではゴールを決めるなどここ一番での勝負強さをみせてきました(カップ戦では右のワイドの位置で起用されることも多かった)

 

その独自性と創造性にあふれたドリブルやパスは見ている僕らをワクワクさせてくれますよね。長崎のムードメーカーとしてチームに溶け込んでいる印象です。

今シーズンも自分の武器をさらに磨き、弱点とされた守備を改善してくると思いますので、期待して見ていきたいところです。

 

チームのプレー面以外ではぶいえすヴィヴィくんの準レギュラーとして今シーズンも活躍されると思います。すでに今年に入ってからも出演していますし…。

ヴィヴィくんとの絡みも気になる選手ですね!

今シーズンも若手を引っ張って行く存在になることができるか…?

勝負の3年目です。

 


【公式】ゴール動画:畑 潤基(長崎)68分 V・ファーレン長崎vsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第13節 2019/5/11

 

一応新里選手のアシストになっているので…

 


【第99回天皇杯 準々決勝】 V・ファーレン長崎 vs ヴァンフォーレ甲府 ダイジェスト

 

35秒のコーナーキックからダイレクトボレーシュート。マジでロマンあふれる。

こういうのが新里選手は出来るのだ。

 

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創造性にあふれるプレーを魅せてくれるか

 

 

 

 

 

40. カイオ・セザール

1995年7月27日 193cm/76kg 2年目(レンタル延長)

18試合出場(1457分)

 

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カイオ選手は昨シーズン夏に川﨑フロンターレからレンタル加入しました。

 

カイオ選手は長身ですが、足下でのボール扱いが非常に上手な選手です。もともと長崎がポゼッションに取り組もうとしていた時にいまいちフィットしきれていなかったボランチ陣にてこ入れした際に、川﨑で出場機会に恵まれていなかったカイオ選手に、白羽の矢が立ちました。

 

そんなカイオ選手はボールキープをしながら周りの選手を上手に使いこなす事が出来、秋野選手とともに中盤をコントロールしていました。パスも安定感は高かったので、すごくよかったですし、中盤のクオリティは間違いなくあがりました。

なにしろ良く見てます。守備もしっかりしますし、簡単にボールは奪われない。キープしながらだしどころを見つけて正確にパスを出すことが出来ます。

今シーズンも主力として活躍してくれることでしょう!!

 

唯一気になった点といえば、得点を決めきれない…。アウェイ山形戦の決定的なシュートチャンスをものに出来ませんでした…。

 

昨シーズンはブラジル国籍選手もひとりしかいなかったでしょうから、連携面では若干不安定な面もあったとはおもいますが、今シーズンはルアン選手とフレイレ選手の2名がいらっしゃるので、連携を大事にしながら戦術理解を深めていってほしいと思います。

 

ブラジル人トリオの期待の選手の1人です。カイオ選手のその南米ブラジル仕込みのドリブルテクニックも要チェックです!!!今シーズンはアシストもゴールも決めてほしい…!

 


CAIO CESAR ///// VOLANTE I MEIA (MIDFIELDER)

 

ブラジル時代のプレー集です。恵まれた体格を活かしてボールをキープしながら前線まで運んでいますよね。こういうプレーができるのがカイオ選手の大きな特徴ですね。

 

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そう簡単には捕られない

 

 

 

 

以上がボランチの選手たち5人でした。今シーズンのボランチ陣も誰がメンバー入りしてもおかしくないレベルの高さだと思います。

ケガ無く切磋琢磨しながら、お互いの良さを出して貰いたいです。中盤のコンビネーションは非常に大事ですので、しっかり良い関係を作り出して貰いたいですね。

 

さて、次回は中盤のワイドの選手たちを中心に解説していきます。

サイドの選手はJ2でもトップクラスだと思っています。

どんな選手たちがいるのか…????こうご期待!!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また次回!!!