taigaのV・ファーレン記

V・ファーレン長崎を中心にサッカー戦術について書くブログです。

少年サッカー(4種)について少しだけ書いてみる①現在の少年サッカー

こんにちは!taiga(@vvn_Taiga14)です。

 

最近はVファーレン長崎が調子を取り戻してきており(これを書き始めた頃が調子を取り戻し始めてたんですよ)、面白いなと思うことが多いのですが、今回はそんな話はしません(書きたいけどなかなか時間が)

 

今日書いていこうと思うのは、少年サッカー(4種)についてです。

 

僕は昨年から長崎県松浦市で少年サッカーの指導に関わっています。なかなか平日は仕事の関係上練習を見に行けていないのですが、毎週彼らの成長を楽しみにしています。

 

本日は、そんな僕から見た、少年サッカーについてまとめていきたいと思います。なかなかいけてない中でも、色々と本読んだりしながら学んでいるところですが、僕なりにアウトプットしていければと思います。

 

 

 

そもそもサッカーは1種から4種までと分かれており、小学生年代のサッカーは4種になります。(3種:中学生 2種:高校生)

各カテゴリーの中で1番チーム数も多く(2021年度で8,257チームが登録)、プレー人口も多いです(253,410人)

 

※協会に登録をしていないチームも存在しているため、実際はもっとチーム数は多い。

 

 

サッカーの基礎となる技術やテクニックを身につける1番重要な4種年代について、より多くの人が知ってくれればと思います。

今回は通常の中学生以上のサッカーとは少し異なる少年サッカーの部分についてまとめていきます。

 

 

 

①8人制が主流であるということ

 

中学生以上と違い決定的に違うことと言えば、少年サッカーは8人制であるということです。

11人制で取り組むのがサッカーというイメージがありますが、少年サッカーは8人制が推奨されており、メジャーな大会でも8人制が採用されています。なぜ8人制が推奨されているのかは以下の理由があります。

 

①8人制にすることで全体のプレー人数が減り、ボールに関わる機会が増える。

→通常のサッカーでは90分で1人の選手がボールに触る時間は約2分程度と言われています。試合時間は40分程度しかない少年サッカーではなおさらボールに触れる時間は偏りが出てしまい、全然ボールに触れなかったという選手が出る恐れもあります。8人制になることで22人→16人へとプレーする人数が減り、より多くの子どもがボールに触る時間が増えます。

 

②コートも大人の半分の大きさで済むので、試合数をこなすことができる。

→現在の小学生はよりゲームを通じてサッカーが上手くなるという方針から練習試合だけでなく、大会でもリーグ戦方式で組むなど、試合数を増やす取り組みを行っています。

少年サッカーは通常の半分のコートでプレーをすることが可能であるため、今までの試合数よりも多くの試合数を組むことができるようになっています。

 

③コートが小さくなる分、全員がゴールへ絡む機会が増える(逆に全員が守備に関わる必要になる)

→少年サッカーではサッカーを楽しんでもらうことも大事な要素になります(ここで嫌いになると上の年代まで続けるという子たちが減ってしまう)。

やはりサッカーでみんなが1番楽しいと感じるのはゴールを決めることに関わることです。

コートが狭くなり、人数が減った分、DFをしている選手たちもゴール前に積極的に関わることができるようになります。人数が減ることでより攻撃守備に全員が関わりを持つことができるため、サッカーの楽しさも学ぶことができます。

 

以上が主な8人制のメリットになります。

デメリットとしては8人制から11人制に移行する時が、やや大変になるということが挙げられます(8人と11人ではやっぱり動き方も変わって難しいと感じる子も多いです。)

 

 

 

②交代が自由であるということ

サッカーの交代人数は5人(最近まで3人)で、一度交代してしまった選手は出れないというのが基本です(大会によっては変わります)

 

少年サッカーはより多くの子どもたちがゲームに関わることができるように、自由交代制になっており、審判に許可を求めずに交代を実施することが可能です。

さらには、一度退いた選手も再び出場することができます。上手くプレーできない選手を一旦交代させて、状況を見ながらイメージを考え直してもう一度プレーに戻して調子を戻すということもできたりするのでこの交代自由は結構いいなと感じています(バスケも交代自由なのでそれに似ているといえば似てます)

 

 

 

③1人審判制であるということ

 

基本審判は主審1、副審2、第4の審判の4人で構成されますが、少年サッカーは主審1人(追加でベンチで状況をみる副審1人)の1人審判制が導入されています。

1人でオフサイドやファールの判定を行うため、より正確なジャッジがもとめられます。が、どうしても1人では無理な時もあります。

1人審判制では、選手たちが自主的にラインから出たことを申告したりするようなフェアプレーの精神を育むために導入されていたりします。

明らかなものについてはしっかりジャッジをするが、正当性のあるタックルや曖昧なオフサイドは流していい。というスタンスで行っています(じゃないと人間1人で見るのは限度がありすぎる)。

 

 

以上が少年サッカーと通常のサッカーの相違点になります。

より多くの子どもたちがゲームを通じて成長してほしいという思いから、現在のシステムが出来上がっているのです。

 

次回は8人制サッカーにおける代表的なフォーメーションについて解説できればと思います(次いつ上がるのやら)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた次回!!