taigaのV・ファーレン記

V・ファーレン長崎を中心にサッカー戦術について書くブログです。

ボールを使い分けろ!!~ホーム仙台戦を振り返る~

こんにちは。taiga(@vvn_taiga)です!

 

ここ数週間、個人的に島根でインターンをしていました。地域づくりの勉強をしにいきました。あまり色んな人に言ってはいないのですが、将来のことを考えるうえでこのようなことをしてます(いつか自分の思いも書いていきたい・・・)。

 

さて、土曜に行われた試合。

V・ファーレン長崎ベガルタ仙台との一戦がありました。

長崎は五連敗からの前節、7連勝と好調の名古屋グランパスに4-3で勝利。長崎の良さが復調している感じがみられる試合でした。

さてさて、相手のベガルタ仙台は今シーズン好調で、4位につけており、ACL出場権を目指して今シーズン戦っています。

 

普通に考えると長崎が勝てる可能性は低いといえます(いつもうちの勝つ予想は低いですが)。

ちなみに前回対戦は、3月。拮抗した試合でしたが、当時在籍していた西村選手が決勝ゴールをあげて1-0で仙台の勝利でした。

 

さて、いったいどうなる????

 

この試合の長崎のスタメンは以下の通り。

 

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この試合では累積がたまった徳永選手が欠場。ヨルディ・バイス選手が真ん中をつとめ、右に田上、左に髙杉という布陣で挑みました。

また、今シーズン初めて中村北斗選手がベンチ入り!!!

まってたよ!!!!!次は試合でみたいよ!!!

 

さて、この試合はミラーゲームとなり、お互いに3-4-2-1のフォーメーションで挑みました。

長崎は長いこと、この布陣で戦い、さらにJ2の3-4-2-1を使うチームとの対戦も多く、ミラーゲームは自分たちが有利に戦いを進めることが出来ます。

 

この試合では相手を攻略するためにお互いにどういう目的をもってのぞんだのか。

 

長崎としては前節に引き続きプレスDFをし、ショートカウンターを積極的に狙う

仙台としては、積極的にミドルシュートを狙いつつ、ゴールに迫る

なのかと思いました。

 

仙台は今シーズンなかなかミドルシュートを決めていなかったらしいので、ミドルシュートの練習もしてきていました。

案の定、ミドルシュートを隙あらば打ち込んでいました。

しかし、精度が高いとは言い切れず、そして枠内にとんだシュートは長崎の守護神である、徳重選手が止めていました。

 

対する長崎も攻撃を積極的にしていきましたが、DF陣が堅いこと堅いこと。さすが堅守を誇る仙台。

 

そんななか、前半はドローで終了。

 後半、同じように仙台が押し気味でしたが、長崎も粘りの守備。

そしてついに、決勝点が!!!


【公式】ゴール動画:澤田 崇(長崎)79分 V・ファーレン長崎vsベガルタ仙台 明治安田生命J1リーグ 第27節 2018/9/22

 

ファンマが投入されて、攻撃の選択肢が増えた長崎。ファンマが獲得したFKをバイスロングフィードでゴール前へ。ゴールから近くなく遠くもない絶妙なキックにより、相手GKのシュミットダニエル選手はパンチングをしに行きました。

しかし、ファンマ選手が胸で落とし、落としたところに澤田!!!!豪快に蹴り込んだ!!!!

 

このシュートはコースも良かったと思います。相手はせっかく目の前にいたのですがあと少しで身体を寄せきることが出来ずにゴールを決められました。

この得点を守りたい長崎。

必死においかける仙台。ハーフナーマイク選手も投入し、パワープレーを試みた仙台。

しかし、今日は守備陣が集中しており、相手のシュート精度も高くなかったことも災いしてなんとか逃げ切りに成功!!!

 

2連勝!!!!!!

 

久しぶりの連勝(4月の4連勝以来です)。ホームでは5月ぶりの勝利でした。

 

さてさて、長崎がこの試合で点を取ることが出来た理由はいったい何なのか・・・??

そして無失点で抑えれた要因は何か???

2点ほどにまとめることにします。

 

1. ファンマの投入による攻撃の活性化

この試合で大きく変わったなと思ったのは、72分にファンマの投入。

武蔵選手が1トップでスタメンでしたが、この試合では、ショートカウンターで走るため、また裏へ抜ける動きを出すために足下へのボールを多用していました。

もちろん、ロングボールも使いましたが、ターゲットが一枚になることで、周りのセカンドボールをとるのに苦労していたようにみえます。

 

さらに、武蔵選手や澤田選手、慶太選手はスピードあふれるドリブルで相手を翻弄しに行きましたが、周りがなかなか絡むことができなくて、攻撃枚数の厚みが欠けていました。

なぜ枚数をかけれなかったのかというと、仙台が積極的に攻撃をしていたので、全体的に下がり目になっており、前線まですすめることが遅れていました。

 

攻撃が単調になりかけていたところで、攻撃に変化をつけるという目的で高木監督は動きます。

それがファンマの投入です。ファンマの特徴はその高さとフィジカルばかりに注目が行きやすいのですが、個人的にファンマを推している理由は足下のテクニック。

 

日本人にはない特徴的なドリブルで相手を翻弄する姿に僕は完全に虜になりました。

バイスも似たようなドリブルをします。早くハイロのプレーを見たい!!)

 

そのドリブルで相手を脅かし、かつ武蔵とファンマのツインタワーにすることでボールのターゲットが二枚に増えました。

これにより、ファンマにボールを集めつつ、武蔵の飛び出しも活かすことができます。

 

この交代が的中。元気なファンマが積極的に攻撃をし、何度もチャンスをうみだしました。やっぱファンマすげえわ!!

得点シーンもファンマが落としたボールをきめました。結果だしました!!

 

ファンマの投入でロングボール、かつ高いボールを多用するようになった長崎の攻撃がこれまでの攻撃と変化が起き、相手も対応しにくい状況となりました。高木監督も練習していたようなので、さすがとしかいいようがないです。

ボールを使い分けること。選手の特徴によって変えること。これは今シーズンの長崎の攻撃陣だから出来ると思います。武蔵選手の加入はそういう意味で大きいです。

今日もいい動きをしていた武蔵選手。僕からみた課題は、最後のパス精度がもう少し上がること(とくにカウンターの時)、攻撃でのアイディアがもうちょい増えるといいかなって思ってます。次こそ得点で二桁を!!!

 

2. DFラインコントロールの改善

この試合3試合ぶりにバイスがスタメンとして3バックの中央をつとめました。

前回も書きましたが、バイスはDFとして高さ、強さ、パスでのビルドアップという3拍子を持っていますが、速さに難があり、ラインを下げてしまう傾向がありました。

しかし、この試合では、ラインコントロールがしっかりされ、中盤とDFの間の間延びが少なく、連動したDFができていました。

 

とくに後半では、しっかりラインを押し上げたことで、前からの守備が機能し相手の前線4人でのボール回しに対応してパスミスを誘うことが出来ていたのはよかったと思います。この守備が長崎の良さ。

 

試合を通じて最後までしっかりライン管理をできたのは素晴らしいと思います。バイスもいいプレーを見ていたので、今後も試合に絡んで行きたいところです。

 

 

あと、DF面でもうひとついいたいこと。

 

それは・・・。   徳重選手がよかった!!!

 

今日の試合はアウェイFC東京戦と同じ雰囲気でした。そのなかでビッグセーブをみせてくれました。左足のセーブは圧巻でした。

 

GKの起用に関しては論争がありますが、僕自身は今後も徳重選手を起用していくといいと思っています。ここではあまりいいません。

 

徳重選手は冷静にパンチングをした方がいい場面でパンチングを選択、それも相手のいない逆方向にとばす。この基本的だが、なかなか出来ないプレーを卒なすこなすことができる。これはさすがだなって思います。

 

ぜひ次の試合でもクリーンシートを目指してほしいです。

 

 

以上の2点が大きなポイントでした。いいときの長崎は見ていてすぐにわかりやすいので安心しながら見ました。

そして奧埜選手の凱旋試合でしたが、脅威でした。仙台でますます頑張ってほしいです!!

 

次の試合では1万人を超えると思いますが、ジンクスに打ち勝って勝ちたいところです!!!

フロンターレの皆さんが来るのが楽しみです!!!

目指せ3連勝。

 

長崎 仙台のスタッツはこちら。

 

www.football-lab.jp

 


【公式】ハイライト:V・ファーレン長崎vsベガルタ仙台 明治安田生命J1リーグ 第27節 2018/9/22

 

毎試合走ってチームに貢献してくれる澤田選手。

苦労が報われてよかったです。

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※出典:gettyimages

次の試合も頼みます澤田選手!!!※写真が去年のでごめんなさい。

 

次節は僕も参戦予定なのでまだご挨拶したことないみなさん、是非よろしくお願いします!!!

このブログでもそろそろ戦術ボードを使って詳しく解説できるようにしたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた次回!!!