こんにちは。taiga(@vvn_Taiga14)です!!
2020年も始まったばかりと思いきや、一月の終わりが見えていますね…。早いです…。
vvaren2020シーズンプレビューの第4回目です。
今回は前回に引き続きDF編です!前回はSB(サイドバック)を中心に3人の選手をターゲットにしましたが、今回はCB(センターバック)を中心に見ていくことにしましょう。
※今までの記事はこちらから。
CBは冷静な分析と判断力が求められるポジションです。相手がどこを狙って攻撃してくるのかを事前に予測し、そして素早く対処する。などといった正しい判断と危機察知能力が非常に必要なポジションです。
また、そのほかにリーダーシップ能力が優れている選手も多く、チームを後方から鼓舞し、チームを支えます。
さらに、近年ではセンターバックから攻撃のビルドアップを図るチームがほとんどですので、ある程度の足下の技術であったり、ロングフィードの精度が優れている選手が多くなっています。ただやみくもにクリアをするのではなく、自分が余裕があるときはしっかりボールをコントロールしながら動かしていくのが大事な要素です。
サッカーってやっぱり攻撃が楽しいじゃん。DFって何が楽しいんだろうって思う人も多くいると思うんですが、DFは自分の予想通りにボールを奪うことができたりというようなDFならではの楽しみがあります(筆者はずっとDF中心にプレーしていましたが、クリーンシートで試合を抑えたときなどは嬉しいです)。
ちょっと話がずれましたが、守備の要になってくるCBは今シーズン6人の選手たちが挑みます。
【DF(CB)】
背番号/名前
5/鹿山拓真
6/角田誠
22/徳永悠平
24/江川湧清
26/二見宏志
では、早速1人ずつみていくことにしましょう。
※ここから使用する画像は個別に引用元が明記されていない限り
全てV・ファーレン長崎公式から引用しています。
※以下選手名の下は
「生年月日」「身長・体重」「在籍年数」「19シーズン出場記録(リーグのみ)」
4. レアンドロ・フレイレ
1989年8月21日 187cm/82kg 新加入(完全移籍)
16試合出場(1513分) 2G
引用元:ゲキサカ
今シーズン噂も無く突然加入があった選手。驚きました。あ、フレイレ来るのか!!!
って。思わず衝撃度が強くて笑いました(まさかこんな補強が出来るとは…。)
フレイレ選手はポルトガルやキプロスなどで活躍した後、2017年より清水エスパルスへ加入。2019年は湘南ベルマーレに在籍し、Jリーグ通算56試合2得点の成績を残しています。
フレイレ選手の最大の特徴はその対人能力の強さです。とにかく1対1でのエアバトル(ヘディングなどの空中戦)が強いです。ほとんど負けないといっていいと思います。
Jリーグデータをまとめているサイトにフットボールラボさんがあるのですが、そのサイトが独自算出したPlaying Styleで自陣空中戦のJ1ランキング2位に輝きました。(20ポイント満点で19ポイント獲得)(1位は鹿島に所属していたチョンスンヒョン選手)
それくらいエアバトルでの勝率は良かったです。
以前ブログでも書いたように、J2の強いチームの特徴はFWにフィジカルお化けの(フィジカルがとても強い)選手がいます。
J1と比べてフィジカルの優位性からゴリゴリのポストプレーやセットプレーからヘディングで点を決めるといった傾向が多く見られるのです。(具体例は元長崎、大宮のフアンマ選手や元神戸のウェリントン選手などなど)
そんなJ2で勝ち上がるにはフィジカルに優れ、空中戦を制することの出来るDFが必要なのです。ということでJリーグでもトップクラス値を誇るフレイレ選手はまさにぴったりだったわけです。
またフレイレ選手はJ1で3シーズン戦ってきているのでJリーグの戦い方には慣れていると言えます。そして湘南時代には秋野選手(半年だがルヴァンなどでともに出場)と、清水時代には二見選手、高木和選手、そして角田選手といった選手とともにプレーしているので連携面で衰えることはないと思います。
少し懸念事項といえば、フレイレ選手が1対1で守備をする際にラインを少し低めに設定してしまうこと(オフサイドがほとんどとれなくなるのかも)。見ていきたいところです。
それでもとても期待していい選手だと思いますの頑張ってほしいですね。
【公式】ゴール動画:フレイレ(湘南)78分 湘南ベルマーレvsヴィッセル神戸 明治安田生命J1リーグ 第19節 2019/7/14
引用元:ゲキサカ
5. 鹿山拓真
1996年5月28日 190cm/77kg 2年目
リーグ戦出場無し
鹿山選手はルーキーイヤーの昨シーズンはルヴァン杯と天皇杯を中心に試合出場しました。身長190cmという恵まれた体格を活かした守備と高校までFWとして活躍していたのでその攻撃的センスとスピードは大きな武器です。
鹿山選手は昨シーズン序盤はプロのレベルの高さにやや苦戦していました。さらに手倉森監督により、右サイドバックを任されるなど初めてのポジションも経験していきました。
序盤こそやや安定感を欠いていましたが、シーズン終盤になるにつれて安定感のある守備を魅せるようになりました。
特に天皇杯鹿島戦で魅せた守備はそれはそれは安定感があり、強力な鹿島攻撃陣を抑えながら戦うことができていました。本当にすごかったです。
今シーズンはスタメン争いにも加わるのではないかと思います。鹿山選手の判断の良さがもう少し上がってくるとさらに凄い選手になるはずです。
フィジカルなどでは負けない強い体格と高い足下の技術。自分の強みを活かしながら地元出身選手として頑張ってほしい選手です。
攻撃的センスも高いのでぜひとも攻撃でもチャンスメイクをして貰いたいと思います。
【公式】ゴール動画:鹿山 拓真(長崎)76分 V・ファーレン長崎vsサガン鳥栖 JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ 第3節 2018/4/4
特別指定の時に決めたゴールをどうぞ。
6. 角田誠
1983年7月10日 180cm/78kg 2年目
29試合出場(2647分) 1G4A
昨シーズン恩師手倉森監督からのオファーより移籍してきた角田選手。
ベテランとしてJ通算400試合超えは伊達じゃなかったです。
化け物でした。この人が試合にいるときといないときで守備の安定感がまるで違いました。DFラインに安定感をもたらせる選手は貴重な存在でした。
その最大の特徴は強いフィジカルを活かしたボール奪取能力。ここぞと言う場面で相手FWにチェックし、ボールをタックルで奪い取る力はさすがでした。あと5歳若かったらきっとシーズン通してボランチで出ていたと思います…(ボールを奪い取る能力の高い守備専ボランチはチームを安定化させます)。
そしてもうひとつの武器がその正確なロングフィード。このロングフィードは沢山の攻撃の起点となり、チャンスを多く作りました。素晴らしいキックです。後方からのロングフィード一本からカウンター攻撃で仕留めることができると攻撃の幅も広がることになりますので、今シーズンも楽しみにしたいと思います。
今シーズンは比較的ケガにも気をつけながらプレーできるかと思いますので、勝負所での角田選手の活躍をみせてほしいですね。もちろんベテランとしてのチームのまとめ役のひとりになって貰いたいと思います。
【公式】ゴール動画:角田 誠(長崎)70分 V・ファーレン長崎vs東京ヴェルディ 明治安田生命J2リーグ 第30節 2019/8/31
アシストはこれが綺麗だったかな?
【公式】ゴール動画:呉屋 大翔(長崎)45+2分 FC町田ゼルビアvsV・ファーレン長崎 明治安田生命J2リーグ 第18節 2019/6/16
22. 徳永悠平
1983年9月25日 180cm/76kg 3年目
31試合出場(2821分) 1G
徳永選手は昨シーズンも安定した守備を武器に大きなケガもなく試合に出場しました。
シーズン序盤では右サイドバックでスタメンを張り(そもそも本職が右サイドバックなのだ)活躍していましたが、センターバックの守備が安定しなかったことや、香川選手(現大分)を起用したい思惑から千葉戦以降CBでプレーしました。特に夏場に他の選手がケガで離脱する中で、ホーム岐阜戦以降はスタメンの座を張り続けました。
さすが鉄人。すごいな。
徳永選手の大きな特徴とすればそのフィジカルの強さ(角田選手もだが、ベテランの域でここまでフィジカル負けしない選手はすごい)。
そして大きなミスをほとんどしない安定感。試合終盤まで足をつることなく走ることが出来るそのスタミナとスピード。
ベテランの域に達しても徳永選手のすごさを見る場面は多かったのではないでしょうか。
ただ個人的には徳永選手はサイドバックで見てみたい選手です。やはりサイドでのプレーを専門で行なうと、中央でのプレーとはまた少し異なったボールのもらい方や守備になると思います。
サイドのテクニックのある選手たちを長年の経験と持ち前のフィジカルで封じ込めることができる選手だと思います。今シーズンも頼れる守備の要として重宝されると思います。もう一度徳永選手がJ1で活躍しているところをみたいなと思っています。
リーダーシップがつよいタイプとは言えないのですが、プレーで仲間を引っ張るタイプだと思っていますので、今シーズンもすごく期待していきたいところです。
そのオールマイティの安定感でチームの守備に貢献してくれることを期待しています。
お久しぶりのゴールも決めた徳永選手。強い。セットプレーでもっと点を決めてほしい選手です。
24. 江川湧清
2000年10月24日 175cm/67kg 2年目
リーグ戦出場無し
今年こそはと意気込んでいるはずであろう江川選手。
江川選手はV・ファーレンU-18出身の選手で、16歳の頃からトップチームに帯同し、その将来性を高く評価されています。
特徴は小柄だが当たり負けしないフィジカルと、その左足から魅せる縦パスが武器である選手です。
左足からの縦パスは攻撃の起点となり、チームの攻撃の幅を広げることになります。
昨シーズンは高校時代から痛めていた膝のケガが再発してしまい、手術もしながら長期離脱という結果になってしまいました。それでも離脱期間中にもリハビリに励みケガをしっかり治した状態で新シーズンを迎え、早速TMで2ゴールを決め活躍しています。
もともとのポテンシャルは本当に高いものを持っています。将来的には鹿山&江川の長崎県出身コンビでCBを組んで長崎の守備陣を統率してくれることを願います。
先輩CBから技を盗んでどんどん成長してほしいなと思います。
まずはベンチ入り目指してほしい!そして試合で活躍している姿も見たいです!!!
密かに期待している選手のひとりです。頑張ってほしい!!
(試合映像がなかったのでぶいえすで…)
26. 二見宏志
1992年3月20日 179cm/75kg 新加入(完全移籍)
25試合出場(2262分) 1A
引用元:ゲキサカ
J1でレギュラーだったCBが長崎にきただと…???
これまたびっくりな移籍です。驚くしかありません。
二見選手は手倉森監督が仙台で監督を務めていた最終年に仙台の特別指定選手として獲得された選手です(その後仙台でプロデビューをし、清水へ移籍)。
ということで、手倉森監督がほしがっていたタイプのDFということですね。
にしても本当によく来てくれたよなあ。。。
そんな二見選手の特徴はなんといっても魅せるロングスロー。センターバック(本職は左サイドバックだった)なのにロングスローで得点の機会を作り上げる。スーパーな選手だと思います。
[公式]●ピックアップクリップ「二見、必殺のロングスロー! 混戦からオウンゴールを誘発し、同点に追いつく」11.2 磐田戦@アイスタ
これはすごいわな。
多分長崎でも投げてくれるはずです。ロングスローがあると実質コーナーキックみたいにセットプレーをすることが出来るので非常に戦術の幅がひろがります。
そのほかの武器としては前からくる対人戦にめっぽう強く、タックルで相手からボールを奪うことが出来ます。フレイレ選手とタイプが似ているといってもよいでしょう。やはり長崎のDFの補強の軸としてはフィジカルが強くボールをはじき返せる存在がほしかったと言えます。
また、左足からのフィードもいいものを持っています。現代サッカーではセンターバックのフィードも大事になってくるので、攻撃の起点になれるのは大きい存在です。
清水で活躍してきたセンターバックは対人に優れているタイプが多いのかなと思います。
長崎もゾーン守備というよりかはマンツーマンで相手を封じ込めたいと思っているところがあると思うので、ぜひその守備で魅了してほしいですね。
角田選手やフレイレ選手とはプレーをしているので連携面でも期待したいところです。
プレミアリーグで言うとマイケル・キーンみたいなタイプですかね。
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何にせよベテランが多かったポジションなので中堅世代の選手が入ってくるのは非常に頼もしい存在です。スタメン候補の1人なので是非期待していきたいところです。
【公式】ゴール動画:二見 宏志(清水)60分 清水エスパルスvsヴァンフォーレ甲府 明治安田生命J1リーグ 第16節 2017/6/25
第97回天皇杯3回戦 いわきFC vs 清水エスパルス ダイジェスト
この一点目のアシストはロングスローから…
あれ、決めたのは…????
中に合わせるひとがいると間違いなく強いと思います。
引用元:ゲキサカ
こんな感じで今回はセンターバックの選手たちを見ていきました。
基本はスタメンを固定しつつも若手やベテランを融合しながら全員で守備を統率してくれることを願います。
次回はボランチに焦点をあてて話をしていきたいと思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回!!!