こんにちは!taiga(@vvn_Taiga14)です!
沖縄キャンプを切り上げてチームは宮崎キャンプへと移りました。
いよいよシーズンまで一ヶ月をきり、本格的にシーズンが近づいてきている印象を感じます。宮崎へ先日行きましたが、開幕が待ちきれません!!!楽しみです!!!
さて本日は、vvaren2020シーズンプレビューの第5回目です。
前回までの記事はこちらから。
今回は、中盤のボランチ編です。
そもそもボランチボランチっていいますが、ボランチって意味を理解している人は多くないのかもです。
ここで簡単にボランチについて説明していきたいと思います。
ボランチは中盤、いわゆるミッドフィルダーの真ん中に位置する配置されている選手たちのことを指します。
ボランチとは元々ポルトガル語が由来であり、「舵取り」という意味があります。
舵取りという名の通り、攻守において中心となる選手でこの選手たちが上手く機能しなければ、チームの戦術も上手くいきませんし、サッカーが成り立たないといっても過言ではない超重要ポジションです。
このポジションでの役割としては以下のものが求められます。
①相手を狙えるパス精度
攻撃時にはGKやDFから貰ったパスをサイドの選手や前線の選手に配球する役割があります。パスミスをするとすぐにピンチになってしまう場所でパス交換を行なうため、精度の高いパス(強さ、相手が捕りやすい位置を狙える、相手がトラップしやすい丁寧さ)をだすことが求められています。前線などに決定的なスルーパスを出すのも仕事です。タイミング良くパスを出すためには、常に周囲を観察していかなければならない視野の広さも大切になっていきます。
②マンツーマンディフェンスの守備能力の高さ。
相手FWからボールを奪い取る能力は大事です。とくに守備力の高いボランチが1枚いると守備も安定し、かつカウンターのチャンスも増えます。危機察知能力に優れたり、カバーリングの能力が求められます。サイドバックなどがオーバーラップなどで空けてしまったスペースのカバーなども積極的に行なうために常に周囲の状況(360度)を確認していかなければなりません。
以上の2点がすごく大事になってくるのです。さてさてそんな重要なポジションであるボランチには今シーズン5人の選手たちが挑みます。早速見ていくことにしましょう!
【MF(ボランチ)】
背番号/名前
8/磯村亮太
13/加藤大
17/秋野央樹
27/新里涼
40/カイオ・セザール
※ここから使用する画像は個別引用元が無い限り全てV・ファーレン長崎公式から引用
※以下選手名の下は
「生年月日」「身長・体重」「在籍年数」「19シーズン出場記録(リーグのみ)」
8. 磯村亮太
1991年3月16日 182cm/73kg 3年目
17試合出場(1137分) 2A
磯村選手は地元である愛知県に本拠地を置く名古屋グランパスの下部組織出身。
ユース時代はGK以外のポジションを全て行なったこともあるという超ユーティリティプレーヤーなのです。そんな磯村選手は2018年の夏に加入。長崎の中盤の補強として期待されまずまずの活躍をみせてきました。
そんな磯村選手の特徴は攻守どこにでも顔をだし、しっかりボールを奪い取ることができます。また、パスも悪くないです。そして何よりボランチなのですが得点能力に非常に優れているタイプでしてゴール前に行き、ゴールを奪うことができるのです(まだ長崎ではあまり見ていないのですが)。
ミドルシュートも打てるといういわゆる万能型のボランチですね。昨シーズンは手倉森監督のサッカーに適応することに苦労し、かつコンディションも絶好調というわけではなかったのでいまいち活躍できなかったシーズンになりました(それでも2アシストと結果を残しているのはさすが)。
今シーズンは監督の求めるボランチとして活躍できることを願っています。
新潟でキャプテンを務めるなどキャプテンシーも兼ね備えている選手です。チームを引っ張っていくことができるでしょうか…??(できる)
磯村選手の調子が上がることでボランチの質はかなり高くなります。超期待しています。
(ちなみに元日本代表でもあるので才能は凄く高い選手ですし名古屋時代に活躍していた磯村選手はピッチを駆け回って凄かったのだ)。
この吉岡選手が裏へ走る動きをしっかり確認して綺麗なロングフィードを出したのは磯村選手だったのだ。
今シーズンはアシストもゴールも見てみたい選手です。
こんなゴールとか。
【公式】ゴール動画:磯村 亮太(新潟)16分 レノファ山口FCvsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第11節 2018/4/28
13. 加藤大
1991年5月7日 175cm/72kg 新加入(期限付き)
31試合出場(2767分)*新潟・福岡合わせて 1A
引用元:ゲキサカ
加藤大とかいて「かとうまさる」と読みます。「だい」って読まないようにね。
加藤選手は各年代別の日本代表を経験し、新潟では背番号10を背負い昨シーズンはキャプテンに就任(夏にアビスパ福岡へ期限付き移籍)。
そう。新潟でキャプテンを務めたことのあるボランチという点では磯村選手と同じなのです(なんなら2017年夏から一年間は一緒にプレーしてボランチ組んでたこともありますし)。
新潟でレギュラーだった選手がそろいました…!
そんな加藤選手の大きな武器といえば運動量でしょう。これは間違いないです。
加藤選手は汗かき役としてチームを支えてきました。
具体的には、J1にはトラッキングデータと呼ばれる走行距離を計測するデータ値が存在しているのですが、新潟時代の2016年にJリーグ1試合あたりの走行距離ランキングでトップ20のうちに10個ランクインしています。めっちゃ走るでしょ??めっちゃ走るんです!!
(10~12kmいかないあたりが平均的なのに14kmとか走ります。やばくないですか?)
ここら辺はこの記事をさんこうにするとよいと思われますのでこれをぜひ
加藤選手は相手のカバーリングのために走りまわるまさにチームの黒子役として活躍しています。恐ろしいほどの運動量でプロの世界で生き残ってきたのです。
それに加えて、もともとテクニックを持ち合わせている選手なので左足からだされるパスは正確でスムーズにボールを散らすことが可能です。
そんな加藤選手はボランチだけではなく右のワイドやサイドバックでもプレーすることが可能でしてこちらもユーティリティプレーヤーとして重宝されること間違いなしです。
チームを後ろから鼓舞してくれること間違いないと思います。
アンカーと呼ばれるより守備的なポジションを務めるときは彼が最適任だと思います。凄く楽しみであり、長崎が昔から大事にしているハードワークを体現できる選手だと思います。
個人的には磯村選手とボランチでコンビを組んで覚醒してほしいです。
去年のアシストシーンとゴールシーンをどうぞ。
【公式】ゴール動画:渡邊 凌磨(新潟)45分 アルビレックス新潟vsレノファ山口FC 明治安田生命J2リーグ 第12節 2019/5/4
パスのふわりがえぐい
【公式】ゴール動画:加藤 大(新潟)23分 アルビレックス新潟vs東京ヴェルディ 明治安田生命J2リーグ 第18節 2018/6/10
加藤大 プレー集 2018 | アルビレックス新潟 | Masaru Kato
プレー集もあったので載せておきますね。
引用元:ゲキサカ
17. 秋野央樹
1994年10月8日 176cm/70kg 2年目(レンタルから完全移籍へ)
21試合出場(1779分)*湘南長崎の合計 3A
秋野選手は昨シーズン湘南ベルマーレから期限付き移籍で加入し、その安定感のあるプレーで長崎の後半戦を支えてきました。特にその左足からくり出される長短のパスは
数々のラストパスを演出してきました。
そんな秋野選手。今シーズンは長崎に完全移籍での加入。
強化部よ。よくやってくれた!!!素晴らしい・・・!!
秋野選手のプレースタイルは元々はパスセンスをいかしたゲームバランスコントロールをするレジスタタイプに、湘南時代に身につけた運動量と球際でのファイト(粘り強さ)が備わった選手です。正直J1のチームから獲得オファーがきていたというメディア情報もあったりするので長崎に残留するのはきびしいと思っていましたが…。
手倉森監督がU-23代表監督をしていた頃に招集されたこともあり、手倉森監督の評価は非常に高いといえます。
今シーズンの長崎のボランチの一角を占めると思います。
秋野選手がセンターバックの位置までさがってくるダウンスリーと呼ばれる戦術を昨シーズンから長崎は試そうとしていたので今シーズンも試してくると思われます。
(ダウンスリーはまた今度)
守備力が少し弱い印象を感じますが、試合経験を積むことによって守備力も上がってくると思います。今シーズンすごく期待している選手です。セットプレーからゴールに絡んでほしいですし、決定的なスルーパスを出してくれることを期待しています。
秋野選手のアシストをどうぞ
【公式】ゴール動画:呉屋 大翔(長崎)31分 レノファ山口FCvsV・ファーレン長崎 明治安田生命J2リーグ 第29節 2019/8/24
【公式】ゴール動画:呉屋 大翔(長崎)69分 V・ファーレン長崎vsアビスパ福岡 明治安田生命J2リーグ 第31節 2019/9/7
出すそぶりを見せずに突然縦パスを突き刺すそのパス精度は素晴らしいです。
今シーズンは間違いなく主軸になる選手です!!!
27. 新里涼
1995年9月3日 180cm/69kg 3年目
19試合出場(1620分) 1A
新里選手は昨シーズン序盤にかけてレギュラーの座をとり、活躍していました。
ここにだしてくるのかという創造性が高いパスセンスはチーム随一で、攻撃のスイッチ役としての活躍していました。
しかし、夏にカイオ選手、秋野選手の2人が加入したことにより、守備に難ありだった新里選手はメンバー外になってしまいます。
それでもカップ戦を中心に活躍し、カップ戦ではゴールを決めるなどここ一番での勝負強さをみせてきました(カップ戦では右のワイドの位置で起用されることも多かった)
その独自性と創造性にあふれたドリブルやパスは見ている僕らをワクワクさせてくれますよね。長崎のムードメーカーとしてチームに溶け込んでいる印象です。
今シーズンも自分の武器をさらに磨き、弱点とされた守備を改善してくると思いますので、期待して見ていきたいところです。
チームのプレー面以外ではぶいえすヴィヴィくんの準レギュラーとして今シーズンも活躍されると思います。すでに今年に入ってからも出演していますし…。
ヴィヴィくんとの絡みも気になる選手ですね!
今シーズンも若手を引っ張って行く存在になることができるか…?
勝負の3年目です。
【公式】ゴール動画:畑 潤基(長崎)68分 V・ファーレン長崎vsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第13節 2019/5/11
一応新里選手のアシストになっているので…
【第99回天皇杯 準々決勝】 V・ファーレン長崎 vs ヴァンフォーレ甲府 ダイジェスト
35秒のコーナーキックからダイレクトボレーシュート。マジでロマンあふれる。
こういうのが新里選手は出来るのだ。
40. カイオ・セザール
1995年7月27日 193cm/76kg 2年目(レンタル延長)
18試合出場(1457分)
カイオ選手は昨シーズン夏に川﨑フロンターレからレンタル加入しました。
カイオ選手は長身ですが、足下でのボール扱いが非常に上手な選手です。もともと長崎がポゼッションに取り組もうとしていた時にいまいちフィットしきれていなかったボランチ陣にてこ入れした際に、川﨑で出場機会に恵まれていなかったカイオ選手に、白羽の矢が立ちました。
そんなカイオ選手はボールキープをしながら周りの選手を上手に使いこなす事が出来、秋野選手とともに中盤をコントロールしていました。パスも安定感は高かったので、すごくよかったですし、中盤のクオリティは間違いなくあがりました。
なにしろ良く見てます。守備もしっかりしますし、簡単にボールは奪われない。キープしながらだしどころを見つけて正確にパスを出すことが出来ます。
今シーズンも主力として活躍してくれることでしょう!!
唯一気になった点といえば、得点を決めきれない…。アウェイ山形戦の決定的なシュートチャンスをものに出来ませんでした…。
昨シーズンはブラジル国籍選手もひとりしかいなかったでしょうから、連携面では若干不安定な面もあったとはおもいますが、今シーズンはルアン選手とフレイレ選手の2名がいらっしゃるので、連携を大事にしながら戦術理解を深めていってほしいと思います。
ブラジル人トリオの期待の選手の1人です。カイオ選手のその南米ブラジル仕込みのドリブルテクニックも要チェックです!!!今シーズンはアシストもゴールも決めてほしい…!
CAIO CESAR ///// VOLANTE I MEIA (MIDFIELDER)
ブラジル時代のプレー集です。恵まれた体格を活かしてボールをキープしながら前線まで運んでいますよね。こういうプレーができるのがカイオ選手の大きな特徴ですね。
以上がボランチの選手たち5人でした。今シーズンのボランチ陣も誰がメンバー入りしてもおかしくないレベルの高さだと思います。
ケガ無く切磋琢磨しながら、お互いの良さを出して貰いたいです。中盤のコンビネーションは非常に大事ですので、しっかり良い関係を作り出して貰いたいですね。
さて、次回は中盤のワイドの選手たちを中心に解説していきます。
サイドの選手はJ2でもトップクラスだと思っています。
どんな選手たちがいるのか…????こうご期待!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、また次回!!!