うまくいかない理由~なぜ長崎は4連敗してしまったのか~
こんにちは! taiga(@vvn_taiga)です!!
今年の夏ももうすぐ終わり。あっという間でしたね~。
さてさて、私の応援するV・ファーレン長崎が今大ピンチ・・・。
なにがピンチなのか。
前回私が書いた浦和戦レビュー
これ以降の試合全て敗戦をしてしまったわけです。
具体的に言うと
VS 広島 0-2
VS 鹿島 1-2
VS C大阪 0-2
VS 柏 1-5
なんやこれは・・・。どげんした??ってなると思うでしょう。しかし現実なのです。
なぜ上手くいかなくなってしまったのか・・・。理由をまとめていくことにしていきます。
1.サッカースタイル改善の失敗
サッカーにおいてそれぞれチームの軸となるサッカースタイル(戦術)が決まっています。これは監督によってそれぞれ戦術は決まっており、各チームは監督の求めるサッカーを極めていくことになります。
長崎の指揮官、高木琢也監督はチームを率いて6年目となりますが、ベースは変わりませんでした。
その内容とは3-4-2-1の「堅守速攻」型。
高木監督はもともと札幌の監督である、みはいろミハイロ・ペドロヴィッチ監督の戦術を好み、そのサッカーを極めようと研究を重ねてきています。
近年のJ2ではこの3-4-2-1を用いるチームが多く、J1でも浦和や札幌といったチームが採用しています。※3-4-2-1については後日またまとめます。
この3-4-2-1+走るを融合させた高木サッカーは、コンパクトにポジションを修正し、連動してボールを奪うことからの高速カウンターという攻撃を多くしていました。
去年はさらにファンマ選手というポストプレーをこなせる選手やウイングバックの飯尾、翁長選手、シャドーの澤田、幸野、吉岡、中村選手といったメンバーの走る+ドリブラーといった個性を活かしながら、長崎のカウンターはさらに多彩となり相手のゴールを狙いました。守備でも安定したディフェンスラインの形成により失点数を減らしていました。
今シーズンはさらに武蔵選手といった選手を加えた長崎は、序盤までそのカウンターを活かしながら得点を重ねていました。
正直いってJ1にあがると点を取れなくなるケースが多い(さらに長崎はもともと点を多くとるチームではない)のでこの点に関しては驚きでした。
しかし、高木監督は分析をしていくうえで、ポゼッション率をもう少し改善したいと思い、ボールを繋ぐサッカーをオーストリアキャンプで実施しています。
これはデータ分析が得意な高木監督だからこそ導き出した答えであり、選手達も楽しみながら練習をできているようです。
しかし、これが上手くいかず大苦戦。
再開後は得点を5点しかとれておらず、ここに来て得点を取れなくなっています。
勿論、ほかのチームが長崎を分析したのもひとつの要因とも言えます。
けが人が続出したのも勿論あるでしょう。
しかしながら問題だったのは長崎の選手層でポゼッションをやろうとしたこと。そして、つなぐ意識のあまり本来の持ち味であるカウンターを出せていないのが大きな要因だと思います。
2. 選手層が少なめ
これは少しばかり失礼な言い方になるのですが、ポゼッションサッカーを完全に高いレベルで遂行できる選手が少ないのも、上手くいかなかった原因の一つです。
ボランチでいえば、黒木、中原のコンビがファーストチョイスでしたが、そのほかの選手が彼らより高いレベルでこなしているのかと言えば、なかなかそうとも言いきれないのが現状です。
(勿論各プレイヤーの持ち味を出してくれていると思います。特に島田選手は今シーズン最初と比べると判断の面やパスなどがすごい良くなっており必要不可欠な選手になりつつあります。島田選手の努力の賜物といえます。個人としては凄く嬉しい。)
ほかのチームと比べるとやはり見劣りする長崎。
これは仕方が無いことです。地方クラブ、それも日本の端っこであるこの長崎に来てくれた選手達に感謝しないといけないと思います。
考えてみてください。アウェイにも遠く、中心部からかなり離れたこの長崎に愛着を持ってない選手達が来ることを。
勿論、仕事だから来るんでしょ!って思う人もいるでしょうが、なかなか来るのをためらう人も多いと思います。田舎ってたまに行くのはいいけど住むのはちょっと・・・。って人多いです。
その状況において来てくれた選手達が長崎のために戦ってくれているわけです。長崎はチームワークでこれまで高いプレーを出してきたわけなので、残り10試合でも見せて欲しいです。
3. 初歩的なミスの増加
昨シーズンの長崎はミスなんてあまりせず、ミスからの失点なんて少ない方でした(これはJ2がJ1と比べてミスをすることが多いのもあり、助けられたこともあります)。
ただ、この中断明けはミスが多い。
去年はしてなかったはずの中盤でのボールロストやパスミスが多すぎる。
去年せっかくできていたことが出来ていないのであればそれはもうボコスカやられます。
先述しましたが、チームワークで戦ってきた長崎なので個人の質と連携の再構築。このふたつをもう一度頑張っていただきたいと思います。
大きく3つの点をあげて書いていきました。
湘南戦ではどうなるでしょうか??
#金ゼイ のこの一戦、ぜひいい試合をしていただきたいです。
もちろん、僕らサポーターも頑張って応援したいですね。
ここ数週間長崎サポの中で意見が分かれています。
僕が言えることは、まだまだ初挑戦。残り10試合あるのに、サポーターが諦めちゃいけないだろ!って思ってます。
選手がせっかく戦う意思を持っているので、頑張ってサポーターも選手のことを応援したいですね。
まだまだ終わってない長崎。頑張って応援しましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回!
見方が違うと評価も違う~アウェイ浦和戦を振り返る~
こんにちは!taiga(@vvn_taiga)です!
テストも終わりを迎えそうで、夏休みが始まりそうです。けど、今年の夏は忙しい・・・。
さてさて、そんなことはいいとして、この日曜と月曜でアウェイ遠征に行きました。
対戦相手は浦和レッドダイヤモンズ(以下浦和レッズ)です!!
今年J1にあがって1番驚いたのは、日程発表があった日に浦和戦当日の飛行機の便が満席になってしまったとゆうこと。
さらにいえば、その土日の長崎県は浦和サポーターがたくさん訪れて、長崎がJ1の凄さを実感したチームのひとつであります。あんなにアウェイにサポーター来られるのはほんとにすごい。
さて、そんな浦和レッズですが、今シーズン最初は調子がいまいち上がらず、三月に行われたうちとの試合も1-1の引き分けに終わりました。
ですが、監督の交代によって徐々にペースをあげ、気づけばリーグ再開してから好調をキープしていました。
そんな相手にうちはどう挑むのか・・・。
気になりながら遠征に行きました!
結論から言います。遠征はめちゃくちゃ良かったです。
突然のヴィヴィくん!
ヴィヴィくんぬいぐるみを今回は連れて遠征に行きました!彼の初遠征です!
ここからは試合分析前に写真をひたすら上げます。
↑最寄りの浦和美園駅へとうちゃく!
ちなみに僕は成田空港から来ましたので武蔵野線を使いました!(だから武蔵が点を決めると信じてた←)
でかい!大きい!すごい!!!
感動しました。楽しみで仕方がなかったです。
こんなスタジアムで地元のチームがあの浦和レッズと試合できるんだ・・・!
と思うと胸にジーンときました。。。まさか僕が大学生のうちに見られるとは・・・!
そんなことはさておき、たくさんの方々にお会いしてお世話になりました。毎回毎回ご挨拶が出来て知り合いが増えてくるのは嬉しいですね。今後ともお世話になります!
長崎サポも1000人は超えていたらしいですね!去年は少ないと言われていた関東動員数が増え続けているのが素晴らしいですね(ホーム側もこんな感じで増えていけたらなあ・・・)。
高田社長が挨拶しに来てくれましたので、その動画をどうぞ。
高田社長ゴル裏挨拶#vvaren pic.twitter.com/X7nDYPLFUe
— taiga (@vvn_taiga) 2018年8月5日
もっと詳しく書いてもいいのですが、他の方の記事を貼っておくことにします。
さて、僕の遠征の話はおいて、試合をまとめていくことにしましょう。
まずはスタメンから見ていくことにしましょう!!!
画像を少しいじって見やすくしてみました。
メンバーとしてはファンマのスタメン復帰。そしてアルビレックス新潟から完全移籍をしてくれた磯村選手が初メンバー入り!!
一方の浦和レッズは3-4-2-1の布陣でスタメンをくみました。前節の札幌戦に続きミラーゲームとなりました。
浦和レッズといえばペトロヴィッチ監督時代では超攻撃的サッカーで有名でしたが、今シーズン、オリヴェイラ監督になってからは高い守備からの攻撃とゆういわゆる守備が凄く特徴的なチーム作りになっています。
また、ヨルディ・バイス選手がこの試合ゲームキャプテンをつとめました。
これはかなり珍しいことです。だってまだ出場三試合目ですよ!!!!
それくらい高いキャプテンシーを持っているのでしょうね。
さて、試合は一方的に浦和ペース・・・
になるかと思いましたが、長崎も集中して守り、時折カウンターで応戦する展開。
そのなかでピンチはたくさんあったのですが、
この試合徳重選手が神だった。
続け様にビックセーブを連発しました。決定機を四本ほどは止めましたが、とくに素晴らしいビッグセーブは前半終了間近のファブリシオ選手の低弾道シュートを弾いたシーン。
https://youtu.be/yjUGPtRfUGM?t=1m11s
この試合本当に徳重選手に助けられました。徳重選手も試合勘を完全に取り戻し活躍してくれています!!!
そのほかにも増田選手などと切磋琢磨していていい雰囲気を保っているのでしょうね。
(かつて増田選手がGKチームが大事と言っていました)
徳重選手の今回良かったのははじき方です。
GKはただシュートを止めるだけではいけません。例えば正面にボールをこぼすと相手にとられてゴールをきめられてしまう・・・。
シュートブロックの時、相手がいない方向にボールを弾くのがいいとされています。
徳重選手はこの川﨑戦、札幌戦においていずれもシュートブロックをしたあとにこぼれ球を相手にとられてその後ゴールを決められてしまっています。
しかし今日は違った。相手のシュートをゴールラインの外に追い出して、コーナーキックにしていました。
コーナーキックにするとプレーがとまるため、守備をすぐに修正することができる。コーナーキックの方がこぼれ球拾われるよりゴールを決められる可能性は少なくなる。
いい判断でした。無理に取りに行かない。これがGKの判断の難しさです。
ほんとうによかったです。ナイスプレーでした。
さてさて、他の選手で際立っていたのはやはりバイス選手です。バイス選手は興梠選手を見張り、ラインも管理しました。結局興梠選手に決定的なシュートを打たせたのは前半5分のシュートのみ。ナイス守備でした。
試合後の挨拶後の前に出てのガッツポーズは僕の心を射止めました・・・!!
来シーズンもいてくれたら絶対ユニフォームを買うことにしました!!!!
いつかバイス選手のすごさについてまとめたいと思います。
あと、注目したいのは島田選手。中原選手の負傷の後、スタメン出場を続けていますが、非常に安定が増したと思います。
今シーズン最初の方はJ1のプレーになれておらず、苦しめられていましたが、ここに来て自分の持ち味を発揮できていたと思います。このままどんどん良さを出していってほしいですね。
さてさて試合は白熱し、結局お互いのチャンスを決められないまま0-0で終えました。
アウェイで貴重な勝ち点1!!!
3月以来の引き分け。ちなみに前回も浦和戦でした。
残留のためには勝ち点を一つずつ積み上げていかないと行けないので、大事な勝ち点です。悪くはない引き分けでした。
※高木さんかっこいい・・・!!
この引き分けをどう見るか。人によっては評価が異なると思います。
僕のように積極的評価もあると思います。
ただ、決定機もあったんだから勝たないと厳しいぞ。とゆうような厳しい声。
さらには、浦和相手に引き分けって凄いねー。って率直な感想を持つ方もいるでしょう。
このように評価が分かれるのはその人の興味度合いや、チームへの期待度、チームへの今シーズンの理想像などで変わってくると思います。
厳しい声もしかり、ポジティブな声もしかりどちらも大事な意見だと思います。
この意見をお互い反論し合うわけではなく、そんな見方もあるよねって思ってほしい。
なかなかこれができないんですが、これを是非お互い認め合える人たちが少しでも増えてくるといいなあと思います。自分もまだまだ出来ていないので頑張ります。
この試合のスタッツはこちらを↓
【公式】ハイライト:浦和レッズvsV・ファーレン長崎 明治安田生命J1リーグ 第20節 2018/8/5
さて、次節はついにピースマッチ!!!
個人的に注目の試合ですね。
ゴル裏参戦予定ですので、皆さんよろしくお願いします!!!
首位相手にどこまでいい試合が出来るか楽しみです・・・!!!
最後までご覧いただきありがとうございました!!!それでは、また次回!