vvaren2020シーズンプレビュー②~ハイレベルな4人衆(GK編)~
こんにちは!taiga(@vvn_Taiga14)です!
各チーム新体制が発表され、いよいよ新シーズンの訪れを感じますね…!
元V・ファーレン選手たちが色んなチームに在籍しているのでこれまた楽しみです…!
さて、シーズンプレビューの第2回です。今回はGK(ゴールキーパー)に注目していきたいと思います!
GKはポジションが一つしか無く、さらにシーズンを通して固定されがちなポジションです。サッカーでは唯一手を使うことが出来るが故に、サッカーで一番難しいポジションだと思います。
かなり遠い昔にGKについてブログで書いているのでこちらをよかったら参考に…
(FW編早くかかないとやべえ)
そんな特殊なポジションに四人の選手が挑みます。
【GK】
背番号/名前
1/富澤雅也
21/高木和徹
30/徳重健太
31/古賀貴大
ここからは各選手についての特徴をまとめていきたいと思います!!
早速いってみよう!!!(出場記録はリーグ戦のみでカウント)
※以下選手名の下は
「生年月日」「身長・体重」「在籍年数」「19シーズン出場記録(リーグのみ)」
1. 富澤雅也
1993年7月14日 188cm/76kg 5年目
16試合出場(1518分)
昨シーズン第14節アウェイ金沢戦で、スタメン出場の徳重選手の負傷により、Jリーグデビューを果たすことになった富澤選手。プロ4年目にしてついにお披露目になったわけですが、試合での大活躍で一気に人気者になりました。
そんな富澤選手の特徴はなんと言っても足下の技術の高さ。
近年のサッカーではGKからビルドアップ(GKやDFからパスやドリブルを用いてMF→FWへ繋いでいく過程のこと)を行う必要性が多くなっており、より高い足下の技術(キックの精度とか、相手に詰められたときに冷静にボールコントロールをできる)が要求されています。
そんな中、富澤選手は非常に足下の技術が高く、長短のキックを駆使して試合に積極的に絡んでいました。足下のフィード力は17-18シーズン所属していた増田選手を凌ぐレベルです。手倉森監督の求めるサッカーは、自分たちで考えて状況を打破していくサッカーですので、長崎のサッカーの重要な役割を担っていく存在です。
長身を活かしたセービングの質もかなり高く、1度セーブした後のポジショニングの修正も早いので、非常にGKとして頼もしい存在です。
強いて言うならコーチングの部分が徳重選手に若干劣る部分でしょうか…
(GKって一番後ろからチーム全体が見えるので、一番声を張り上げて指示を出してあげないといけないのです。)
とはいってもJ1へ個人昇格してもおかしくない選手でした。
背番号も1番になり生え抜きのGKで、長崎の正守護神候補筆頭としてよいでしょう。
人柄も良く、ファンサの対応もとても丁寧なので人気が高い存在です。
そして今年はクラブ在籍が一番長い選手(5年目)なのでさらなる期待をしています。個人的にはクラブの新たなバンディエラになってほしい存在です…!
去年のキャンプでの練習シーンをどうぞ
<2019ハワイキャンプ8日目>20190209シュート練習
21. 高木和徹
1995年4月15日 185cm/80kg 新加入(期限付き)
リーグ戦出場無し
引用:清水エスパルス公式
今シーズンのGK陣で唯一の新加入となった高木和選手。
高木選手ではありません。高木和選手なのでお気をつけて。
高木和選手は1995年生まれの24歳。U-17,U-18,U-19の年代別日本代表にも選出されたことがある実力を持っている選手です。
そんな高木和選手の特徴はハイボール処理が得意な選手です。ハイボール処理が得意名タイプはコーナーキックやクロスのボールへの対応が上手な人が多いです。
昨シーズン長崎は61失点しており、守備の改善が補強ポイントでした。
その中で、失点パターンを見ると、24失点がセットプレーとクロスから失点しています(全体割合の39.3%)。ですので、高木和選手ならその失点パターンを減らせるのではないでしょうか。期待したいところです。
そのほかにもリーダーシップも持っているということでしたので、ゴールから味方を鼓舞することが出来ると思います。
正守護神争いにも絡んでくることが予想されるでしょうし、本人もサブに甘んじるわけではなく守護神になるために来ているので、他のGK陣と切磋琢磨しながらさらなる技術向上を狙っていってほしいですね。
引用:清水エスパルス公式
30. 徳重健太
1984年3月9日 187cm/87kg 3年目
27試合出場(2540分)
徳重選手は昨シーズンも安定したセービングを披露しました。
彼に何度ピンチを救われたか…。
昨シーズンは序盤で点を取ることが出来ずに、相手に決定機を与える事が多かったのですが、その中で孤軍奮闘していたのが徳重選手。序盤はダントツでセーブ数が多く、かつベストセーブが多く見られました。
中盤はケガでポジションを明け渡してしまいましたが、シーズンを通してはGKで最多出場でした。
徳重選手の大きな特徴はそのシュートボールに対する反応の早さです。
シュートに対して先に自分が動くのではなくとんだ方向に対して素早く反応してシュートを弾くそのすごさは見ていて分かると思います。
ただ、どんなに反応が早くてもポジショニングが悪ければボールに触れることができません。徳重選手は試合中のポジショニング取りも上手で、シュートにしっかり対応できるように準備をしています。
そして何より徳重選手はその大きな声はピッチ全体に響き渡り、味方にも指示が通ります。まさに守護神です。
GKは年齢と経験を重ねることで成長していくことができるポジションでもあるので、長年の経験値で鍛え上げられた特徴だと思います。
そんな徳重選手。足下の技術は高い方とは言えず、キックミスもたびたび見られるのが玉に瑕です。しかし長崎に加入した頃と比べると質は上がってきていると思いますので、まだまだ期待していきたい選手です。スタメンでもサブでも安心できるベテラン選手です。今シーズンも富澤選手と競い合うことでかなりハイレベルなプレーを維持してくれると思います。
徳重選手のスーパーセーブをどうぞ
31. 古賀貴大
1999年3月11日 191cm/93kg 2年目
リーグ戦出場無し
古賀選手は昨シーズン九州総合スポーツカレッジから加入し、プロ1年目を過ごしました。試合に出場することはありませんでしたが、練習でレベルアップを図ってきたと思います。他のGK陣のプレーから技術などを学んできたことだと思います。
古賀選手は191cm/93kgとGK陣の中で一番恵まれた体格をもっています。
そんな古賀選手、得意なプレーは相手と競ったときに当たり負けをしないクロス対応です。
個人的には古賀選手も三好コーチの元で成長が出来ると思います(三好コーチは皆さんが思っている以上の名コーチだと個人的には思っています)。
まずはベンチ入りを目指して日々のトレーニングを頑張ってほしいです。
GK陣も今シーズンは非常に頼もしいメンバーになりました。GKチームとしての親睦を深めてもらいお互いが競い合って向上していけることを願っています。
ということで今回はこんな感じです。次回はDF編①です!
沖縄キャンプに行かれる方は楽しんでくださいませ~~
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回!!
※使用画像は個別に貼っているもの以外はすべてV・ファーレン長崎公式より引用
vvaren2020シーズンプレビュー①~かつてないほどの大型補強~
新年明けましておめでとうございます!
taiga(@vvn_Taiga14)です!
去年は大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2020年はブログもサボらずに書いていきたいと意気込んでいますのでどうぞよろしくお願いします。
さて、2019シーズンが終わって3週間…。2020年1月11日より新シーズンが始まりました。
19シーズンのまとめはこちらを。
いや、早くないか。
もうシーズンのスタート???
嘘だろ。嘘だろ????(天皇杯準決勝まで残るとこんな風になるんですね)
ということで今回はシリーズとして今オフの動向と、各ポジションの選手の特徴をまとめていきたいと思いますので、みなさんどうぞよろしくお願いします!(最後はひとまとめに編集して1つの記事にもしたいところ)
※これから使用する画像は全てvvaren公式から引用しています。
ではまず1回目は長崎の今シーズンのオフ動向のまとめから。
今年のオフもかなり動きました 。
昨シーズン長崎は一年でのJ1復帰を目指しましたが、結果はリーグ戦12位といまいち波に乗りきれないシーズンになりました…。
なかなか勝てないことも多く、内容としてもいまいちな試合が多かったと思います。
そこでこのオフでは社長も髙田春奈社長になり心機一転。
強化部長に竹元義幸氏が着任し、彼を中心に強化を行いました。
それでは今シーズン長崎が行ったシーズン移籍動向を見ていくことにしましょう。
(in/outのみ)
V・ファーレン長崎 移籍動向(1/11現在)
【IN】10人
DF 加藤聖 (←JFAアカデミー福島:新卒)
MF 氣田亮真(←専修大学:新卒)
MF ルアン (←アトレチコ・ミネイロ:完全移籍)
FW 植中朝日(←JFAアカデミー福島:新卒)
FW 毎熊晟矢(←桃山学院大学:新卒)
【OUT】17人
GK 鈴木彩貴 (→現役引退)
DF 香川勇気 (→大分トリニータ:完全移籍)
DF 髙杉亮太 (→栃木SC:完全移籍)
DF 中村北斗 (→未定)
DF 本多琢人 (→ヴェルスパ大分:完全移籍へ移行)
MF 大本祐槻 (→アルビレックス新潟:完全移籍)
MF 翁長聖 (→大宮アルディージャ:完全移籍)
MF 黒木聖仁 (→未定)
MF 幸野志有人 (→未定)
MF 林田隆介 (→未定)
FW 呉屋大翔 (→柏レイソル:ガンバ大阪からの期限付き移籍満了)
FW 長谷川悠 (→未定)
とまあこんなところでしょうか。
例年長崎の移籍傾向は多く見られるのですが、今年もそれなりの数は動きました。
特に長年長崎をひっぱてきた杉様の契約満了は多くのサポーターが動揺しました。
杉様の次のチームが決まってよかったです。
今年の移動人数は実は例年とそんなに変わらないです。
#データで見るV・ファーレン長崎
— taiga (@vvn_Taiga14) 2020年1月10日
去年こんなツイートをしましたが今年はどうだったのか。
in10 out17
実は今までとはあんまり変わらないように見える。
ただし主力の引き抜かれ具合が少ない。
シーズンを通して試合に出ていた選手のうち引き抜かれたのは呉屋&香川
(どちらも個人昇格)
割りと良いオフ https://t.co/fAMQGFUxlM
ですが、今年の移籍は例年とは違う傾向が見られます。
それは、主力選手の放出がかなり少なかったということ。
これまでの長崎と言えば、チーム人件費もJ2の下位に位置しており、チームで活躍した主力をなかなか引き留めることが出来ずに入れ替わりが激しくなってしまうという傾向が数多く見られました。
お金のない地方クラブとしてはこれはしょうがないことですが、サポーターからするとなかなか苦しいものでした(応援したい好きな選手がチームからいなくなる悲しさ)。
しかし2017年に新体制になってからは大きく変化しました。
特に今シーズンとしては、主力だった選手の引き抜きは、
左サイドバックの香川選手とチーム得点王で大ブレイクした呉屋選手の2人のみ。
それも2人ともJ1チームへの移籍という個人昇格でした。
ここまで主力が残るのは実はかなり珍しく、すごいなと思っています。
長崎がチームとして成長していること。選手が残りたいチームだと思ってくれていることなど色んな事があると思いますが、何にせよ主力選手が多く残ってくれたのは非常に嬉しいことなのです。
では、今シーズンの長崎はどのようなテーマを持って補強が進められたのでしょうか。大きく3点にまとめられると思いますのでごく簡単にまとめてみます。
①即戦力候補の新卒組
今まで長崎の新卒組の補強といえば関東大学リーグで活躍していた選手を連れてくるという手法が多かったのですが、今年もその路線は変わらず。
神崎スカウトなどのもとで新卒の加入が進んでいったとは思います。
今年の新卒もかなりレベルが高いです。大卒二人組は攻撃のポジションで活躍できる二人です。とくに毎熊選手は長崎市出身の選手!期待したいです。
そして高卒二人はJFAアカデミー福島の主力を担い、なんと二人ともU-18の日本代表にもなっている二人を連れてきました(各選手の詳しい紹介は次回以降で)
この四人はこれからの長崎の主軸を担っていく存在になっていくと思われますが、本当に期待が強い4人だと思います。試合にも早い段階から絡んでくると思いますので、ぜひ注目してみましょう。
②DF陣の対人能力UP
昨シーズン失点が多くなってしまった守備陣。特にセンターバックは角田・徳永・髙杉というベテラン勢も多く組み合わせに苦戦したポジションです。
そのDFにはJ1で試合出場が多いフレイレ選手と二見選手が加入しました。
この2人の特徴はなんと言っても対人能力の高さだと思います。
対人能力というのはDFで1対1で対決するときに必要で、例えばボール奪取能力やタックル。そして空中戦での勝負強さなどがあげられます。
J2といえばFWにえげつないフィジカルお化けのCFなど非常に良い体格で得点を奪ってこようとするチームが多いです(例えばアビスパ福岡へ移籍したフアンマや長崎のイバルボ)
この選手たちを止めるためにはセンターバックも対人能力に優れて空中戦に強い選手が必要でした。そんな中で彼らの加入は非常に大きな安心感を与えます。
これはもう安泰でしょう。うん。期待しましょう。
③攻撃の活性化&スター選手の獲得
攻撃は呉屋選手の後釜として富樫選手が加入しました。
タイプとしては非常に長崎で覚醒してくれるタイプの選手なので期待しましょう。
そのほかにもイバルボ選手の完全移籍などもありましたが…。
なんと言っても一番の補強となったのはルアン選手。
マジでびっくり。ほんとにびっくり。なんで長崎に来てくれたのか。
ルアン選手のようなクオリティの高い選手はひとりでもチャンスメイクが出来ちゃうので化け物だと思います。スター選手です。
ほんとに凄いんです。攻撃陣は澤田選手、玉田選手、大竹選手、吉岡選手などの主力が残ったのでさらなる組み合わせでチャンスを作っていってほしいですね。楽しみにしています!
こんな感じで長崎の補強はある程度成功だったといえます(ワクワクしたよね)
他のライバルチームもかなり補強していて脅威ですが、今年の長崎もそれに負けずきっといい成績を残してくれるでしょう!!これが本当に楽しみなところです。
次回からは各ポジション毎にひとり一人選手をフォーカス出来ればいいなと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。(まずはGKからの予定です!)
最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた次回!!