taigaのV・ファーレン記

V・ファーレン長崎を中心にサッカー戦術について書くブログです。

ポゼッションはマジックワード?〜湘南戦を振り返る〜

こんにちは!taiga(@vvn_taiga)です!

 

9月になりました。今年の夏はどうだったでしょうか??

僕はバイト頑張りました。遠征費用を稼ぐためです。

学生はなかなか遠征に行くのがきついんですが、無理のない遠征計画で応援しに行きます!!

 

さて、話は変わりまして8/31日にフライデーナイトJリーグとしてVファーレン長崎湘南ベルマーレの試合がありました。

 

湘南さんとは実に今シーズン5回目の戦いでした。実際に勝ったのはルヴァン杯での1回のみ。今回は勝ちたい・・・!!

お互いにこのリーグ戦で勝ち星が最近取れてなく、何としてでも勝ちたい試合でした。

 

結果は・・・・・・。

 

長崎1-3湘南

 

負けました・・・。これで5連敗。ピースマッチから勝てていません。

しかしながらこの5連敗した中では1番手応えはあった試合だったと思います。

 

この試合のメンバー表はこちら。

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スタメンを大きく変更。バイス、黒木、翁長、澤田、ファンマを控えに置き、田上、大本、前田、平松をスタメン起用してきました。

 

ここまで大きな変更があったのは訳があり、チームをリセットして挑みたいという監督の決断から、試合に出たい、勝ちたいという気持ちがトレーニングから見られた選手を起用しています。

 

と言ってますが、実際にはちゃんと訳のある起用だと思います。

 

バイスに関しては外国籍選手ですのでどうしても言語のコミュニケーションが限られます。

それとここ数試合バイス以外の部分で競り負けて得点を決められることが多くありました。

そこで改めて今シーズンの基本となった3人をスタメンで置き、ディフェンス面での連携強化を狙いとしたはずです。

 

大本選手はこれまで試合に出場し続けた翁長選手を休ませるため。そしてドリブル突破に期待をしていたのもあります。

 

前田選手は、湘南の素早いチェックによるディフェンスからの攻撃をくい止める潰し役として起用。※ミラーゲームなのもあり、スペースを潰してピンチを防ぐ役割をしています。前ちゃんの大きなプレースタイルの特徴です。

 

平松選手は、前線からのディフェンスに期待をしての起用でしょう。しっかりディフェンスラインからチェックをかけてくれます。

※ここら辺はファンマ選手もしっかりしてくれますが、監督的には後半にスーパーサブとして投入することで前線へのターゲット+高さで優位を保とうとしたんだと思われます。

 

まあ、このように湘南対策としてスタメンを組んだわけであります。

この日の長崎はボールを保持してサイドからのクロス、コーナーキックフリーキックのセットプレーで積極的にシュートを狙いました。

しかしながらポストに嫌われたり枠を外すなどといったあと少しでのプレー精度に欠けました。

 

一方の湘南も積極的に攻め立てます。

そして左サイドのクロスに諫早出身の梅崎選手が上手く合わせゴール。

後半には続けざまに失点をしました。

とくに3点目に関しては自陣のミスからの失点。失点直後で集中力が切れたんでしょうね。本当にもったいない失点でした。

 

結局ファンマ選手のフィジカルの強さを活かしたヘディングが決まりましたが、1-3でタイムアップ・・・。

 

次節は絶好調名古屋との戦いです。

 

 

前回も少し書いたのですが、中断明けからこの試合まで、長崎はサッカースタイルを改善していこうということで、ボールを保持するサッカースタイルにこだわってきました。

しかしうまく機能していないといえます。

 

ポゼッションって結局なんなんだろう。って思ってたらこんな記事が・・・!

 

長崎の目指すポゼッションとは何か。今一度考えてみる。|D.H|note

 

まあ、ここに長崎ってどんなポゼッション目指しているんだろうっていう考察が書いてあります。ぜひ一読してみてください。

 

僕の考えるポゼッションとあなたの考えるポゼッションは多分違うと思います。ボールを繋ぎまくるサッカー。ボールを保持することに焦点を置くサッカー。無駄にボールは繋がず、攻める時はドリブルも絡めてボールを積極的に動かすサッカー・・・etc

 

僕が思うに

「ポゼッション」という言葉は

マジックワード」である。

 

この考えを皆さんにお伝えしたい。

 

いや待て待て。マジックワードって言うばってん、意味がよーわからん。何ば言いたいと?

って思う方おられると思います。

 

そこでマジックワードとは何かを簡単に説明します!

マジックワードとは、一見するとすごく意味がありそうな言葉なのに、よくよく考えるとわからなくなってしまう言葉です。

思考停止させてしまう言葉です。

 

例えばなんですが、「コミュニケーション能力が近年の就活において大事な要素である。」

という文章。

これをみると、なるほど。コミュニケーション能力って大事なんやな!ってなります。

 

ただ、よく考えてみてください。「コミュニケーション能力」ってどんな能力か具体的に、そして正確に説明できますか?

 

どうでしょう。何となくこうだろうなってのは出るでしょうが、具体的に言うのは難しい。

強いて言うならばあんまり中身なんて考えたことなく、コミュニケーション能力と言えばとりあえずどうにかなる。みたいな考え持ってませんか??

 

これがマジックワードなんですよね。

ほかの例としては、地域活性化や、リーダーシップ、地球にやさしい、二度と繰り返してはいけない・・・。

などなど実は日常生活はマジックワードに溢れかえっているんです。だって考えずにマジックワード使うと楽になります。相手も納得してくれる言葉です。

これがマジックワードの恐ろしさ。当たり前だと思って使ってる言葉が実はどんな意味を持つのか、いいかえ表現ができるのかって言うのを考えてみるのもいいと思います。

 

話を戻しますと、「現代サッカーはポゼッション重視だよ!」

って言えば納得しそうな文になってるでしょう。ポゼッション大事なんやなーって。

いや、ポゼッションって結局どんなサッカーなん?って言われると答えれる人ってどれくらいいるでしょうか?

 

ここに落とし穴があり、ポゼッションサッカーを目指すと長崎が言ってたとしても、バルサや他チームがやっているポゼッションサッカーをしたいのかと言われると違う可能性もあると思います。

 

選手一人一人もポゼッション意識しないとって思っても考えてることは違うわけでありまして、上手くイメージ共有が出来なかったりします。

 

ポゼッションサッカー

長崎が目指すべきポゼッションサッカーとは何??長崎が目指すポゼッションってどんな戦術なの??

 

これ各々で見ながら考えてみるとまた十人十色の意見が出て面白いと思います。

 

是非是非考えてみてください。

ちなみに僕が考える長崎のポゼッションは、無理にボールを保持するのではなくボールを動かして攻撃を自分たちのペースで行うサッカーだと思います。

ダラダラボールを持つサッカーを高木監督が目指してるとは言いにくいです・・・。

 

ポゼッション、長崎が目指すべきものはなんだろうか。

 

マジックワードの考え方はすごく参考になりますので良かったらこの記事をどうぞ!

 

誰もが思考停止に陥る「マジック・ワード」の魔力 – 日本実業出版社

 

このくらいで終わりにします。

名古屋戦僕はインターンからの参戦予定ですので来られる方頑張りましょう!( もしよければご挨拶させてください)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それではまた次回!